エイジングケアはいつから始める?日常に取り入れたいスキンケアや生活習慣も紹介

肌の悩みは年々変化します。いつまでも美しいお肌を保つためにはエイジングケアが必要です。エイジングケアとは年齢に合わせたお手入れのことで、美しいお肌を保つためには欠かせません。

エイジングケアを始めた方が良いのはわかっていても、始めるタイミングが分からなかったり、なにをすればよいか分からず悩んでいたりする方はいらっしゃいませんか?今回は、エイジングケアを始めるタイミングと、お手入れの仕方について紹介します。

目次
  1. エイジングケアを始めるタイミングは?
  2. 肌の老化が進む理由
    1. 紫外線による「光老化」
    2. 加齢による「糖化」
    3. 肌の乾燥・女性ホルモンの減少
  3. 自分で行えるエイジングケアの方法は?
    1. 年齢やお悩みに合わせたスキンケア
    2. 栄養バランスのとれた食事
    3. 湯船にしっかり浸かる
    4. 良質な睡眠
    5. 適度な運動の継続
    6. こまめな水分補給
  4. まとめ

エイジングケアを始めるタイミングは?

エイジングケアを始めるタイミングは、異なるため明確なルールは存在しません。化粧のノリが悪くなったり、毛穴やシミが目立ったり、たるみが気になるなど、肌質に変化を感じた時がベストタイミングです。

多くの人は30代前後から肌質の変化が現われ始めますが、不規則な生活をしている人の場合はもっと早く感じることもあります。

早期にエイジングケアを始めることで、肌トラブルを予防し、健やかな肌を保つことが可能です。肌の変化を見逃さず、適切なタイミングでケアを開始しましょう。

肌の老化が進む理由

肌の老化は誰にでも訪れる自然な過程ですが、その進み方には個人差があります。生活習慣や外部の影響によって、老化のペースや影響は大きく変わってきます。ここでは、老化の主な原因とそれによって起こりうる肌トラブルについて見てみましょう。

紫外線による「光老化」

肌の老化に最も大きな影響を与えるのは、紫外線による「光老化」です。紫外線は肌のDNAを傷つけ、コラーゲンを壊し、メラニンを増やすことで、シワやシミ、たるみを引き起こします。

このような紫外線のダメージから肌を守るためには、日焼け止めを使うことや、帽子や長袖の服で肌を覆うなど、日常的なケアが欠かせません。

加齢による「糖化」

年齢を重ねると、肌の中でコラーゲンやエラスチンが糖と結びつく「糖化」が進みやすくなります。この糖化が進行すると、肌が黄ばみやすくなったり、たるみやシワの原因となったりすることがあります。

また、偏った食事や喫煙、飲酒が多い生活をしていたり、紫外線を無防備に浴びたりすることが多いと、糖化が早く進むことがあるので気をつけましょう。

肌の乾燥・女性ホルモンの減少

肌が乾燥すると、バリア機能が弱まり、外からの刺激に対する抵抗力が低くなります。さらに、年齢とともに女性ホルモンの分泌が減少すると、肌のうるおいや弾力が失われ、老化のサインが出やすくなります。

そんな状態を防ぐためには、日々の保湿ケアを欠かさないことと、バランスの取れた食事を心がけることが大切です。

自分で行えるエイジングケアの方法は?

エイジングサインに気付いたら、なるべく早くケアを始めることが大切です。

肌質が変化する理由は複数の要因が重なっていることが多いため、スキンケアの見直しだけでは不十分な可能性も有ります。ここでは具体的なエイジングケアのやり方について紹介します。

年齢やお悩みに合わせたスキンケア

スキンケアは、年齢とお悩みに合わせたもので行いましょう。

10代や20代前半は皮脂分泌が活発であるためシンプルなケアでも十分ですが、年齢を重ねるにつれて油分の分泌が減少し乾燥しやすくなります。

そのため、水分と油分の両方をスキンケアで補う必要があります。特に目元のように乾燥しやすい部分は、アイクリーム等で念入りに保湿しましょう。

また、保湿と同じくらい重要なのがクレンジングです。メイクの残りが色素沈着や毛穴の詰まり、肌のターンオーバーの遅れを引き起こし、これが肌老化を加速させます。どれだけ疲れていても、その日の汚れはその日のうちに落とすようにしましょう。

ここで気をつけたいことは、それぞれのアイテムの使用量です。せっかく良いものを使っていても、量が少ないと効果が現れにくくなるので、十分な量を使うように心がけましょう。

栄養バランスのとれた食事

スキンケアと併せて食生活の見直しも行います。なぜなら、スキンケアに気を使っていても、食生活が乱れていては効果を十分に得られない可能性があるからです。

ビタミンCやE、βカロテン、ポリフェノール、ミネラルといった栄養素は、エイジングケアに有効とされています。これらを含む食品をバランスよく取り入れることで、肌の健康を支えることができます。

もし、食事だけで十分な栄養を補うのが難しいと感じたら、サプリメントを取り入れるのもおすすめです。

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湯船にしっかり浸かる

入浴はシャワーだけで済ませずに、できるだけ湯船に浸かりましょう。体温が上がれば、新陳代謝もアップします。

ただ、熱いお湯や長時間の入浴は肌の乾燥を招くため、肌を守るためには39度前後のぬるめのお湯で15~20分程度の入浴がおすすめです。さらに、就寝の1時間前にお風呂に入るとリラックス効果が高まり、入眠がスムーズになります。

良質な睡眠

良質な睡眠は、ホルモンバランスを整えたり、肌細胞の修復を助けたりするため、美肌や健康を保つのに欠かせません。特に、エイジングケアにおいて重要とされる成長ホルモンは、眠り始めの最初の3時間に多く分泌されます。

しっかりとした睡眠をとるためには、寝る前にスマホやパソコンを避けることや、リラックスできるお風呂に入ること、そして自分に合った寝具を選ぶことが効果的です。

また、老化を防ぐためには体内時計を整えることも大切です。毎日同じ時間に寝起きする習慣をつけることで、自然なリズムが保たれやすくなります。

適度な運動の継続

適度な運動を継続しましょう。筋肉がしっかりしていると、肌にハリが生まれやすくなるだけでなく、運動による脳の活性化が細胞の修復や生成を助け、肌にも良い影響を与えます。

おすすめの筋トレには、腹筋やスクワット、つま先立ち、レッグエクステンションなどがあります。これらのトレーニングは、手軽に取り組めるため日常的に続けやすいのが特徴です。

さらに、筋トレだけでなく、ストレッチや有酸素運動もエイジングケアの一環として有効です。これらの運動を習慣にすることで、活性酸素の除去も期待でき、健康的な肌をサポートします。

こまめな水分補給

水分補給は、エイジングケアに欠かせません。体内の水分量は50%~70%であり、これが不足すると代謝が落ち、肌の乾燥が進みます。

水分は一度にたくさん摂取するのではなく、少量をこまめに摂取しましょう。

水を飲むベストなタイミングは、起床時、就寝前、入浴前後、運動前後、または暑い日や汗をかいた後など、体内の水分が減少しやすい時です。のどが渇く前に定期的に水分を補給し、常に体を潤すようにしましょう。

まとめ

エイジングサインは、年齢を重ねるとともに徐々に現れてきます。シミやしわが増えたり、目尻や口元が下がったり、メイクの仕上がりが悪くなることもあります。こうした変化は、顔のさまざまな部分で少しずつ目立つようになるものです。

肌質の変化は完全に避けることはできませんが、早めに気づいて対策を取ることが、エイジングケアのポイントとなります。生活習慣の見直しや、肌に変化が現れる前から乾燥対策や美白ケアをしっかり行うことで、変化を遅らせる効果が期待できます。

この記事を参考に、一度生活習慣を振り返り、少しずつ改善を始めてみてはいかがでしょうか?
 


#エイジングケア #スキンケア #糖化

執筆者・監修者

代表取締役 島本 倖伸氏

株式会社CloudNine

代表取締役 島本 倖伸

真の健康と美しさを目指す企業として、株式会社CloudNineを創業。NMNの食薬区分の改正に合わせて、同年6月にいち早くNMNサプリメントのRefeelas(リフィーラス)を発売。累計出荷本数20万本以上と、国内におけるNMNのリーディングカンパニーの一社として、数多くの臨床研究を積極的に行っている。NMNサプリメントにおいて日本初の機能性表示食品となった「Refeelasサプリメント」、スキンケアの「Refeelasオールインワンジェル」を販売。NMNをブームから文化にしていくために、NMN製品の臨床研究を積み重ねている。

共同研究者

准教授 澤邊 昭義氏

近畿大学農学部応用生命化学科

准教授 澤邊 昭義

1991年近畿大学大学院工学研究科応用化学専攻博士後期課程修了(工学博士)。1991年米国マサチューセッツ工科大学 博士研究員、1993年近畿大学 農学総合研究所 助手、講師、助教授を経て、2000年近畿大学准教授(農学部)。 専門分野:生物環境学、生命資源化学。研究略歴:様々な植物から有用性物質の探索を行い、食品、化粧品へ応用した実績を持つ。近年は、機能性表示食品へ応用可能な新規関与成分の探索研究も実施中。