健康的な食生活を送るために知っておきたいこと

健康的な肉体にこそ、真の美しさは宿ります。

いつまでも美しく、健やかに暮らすためには、バランスが整った食事、十分な睡眠、適度な運動、ストレス管理が欠かせません。

知識はあるものの、実際に生活を改善する一歩が踏み出せない方もいらっしゃるかもしれません。この記事では、健康的な食生活を送るためのポイントに焦点を当てて解説します。

美容や健康のために食生活を改めたい方や、健康寿命を延ばしたいと考えている方は、ぜひ最後までご覧ください。

目次
  1. そもそも健康的な食生活とは?
  2. 健康的な食生活を送るメリット
  3. 健康的な食生活を実践する方法
    1. 1日3食バランスよく食べる
    2. 腸内環境を整える食品をとる
    3. 抗酸化成分を含む野菜をとる
    4. 身体を温める食品を取り入れる
    5. サプリメントを活用する
    6. 過度の飲酒は避ける
  4. まとめ

そもそも健康的な食生活とは?

健康的な食生活とは、栄養がバランス良く配分された食事を適切な時間に適量取ることです。これは、毎日のエネルギーと栄養素を補うだけでなく、生活リズムを整える上でも大切です。

健康を保つためには、食べる量と活動による消費量をバランス良く保つことが必要です。食べたエネルギーが活動で消費されずに余ってしまうと、その余分なエネルギーは体脂肪として蓄積され、結果的に肥満につながることも。

逆に、消費するエネルギーに対して食べる量が少なすぎると体重は減少します。

しかし、体重減少の理由が不健全であった場合、エネルギーや栄養不足に陥り、健康を維持するのが難しくなります。

したがって、毎日の食事は、ただ腹を満たすだけでなく、体と心の健康を支える重要な役割を果たしているのです。

健康的な食生活を送るメリット

健康的な食生活を送ることには多くのメリットがあります。

・健やかな肌を保つ

・集中力の向上

・免疫維持

それぞれ詳しく解説します。

バランスの取れた食事は、肌をきれいに保つのに役立ちます。栄養が豊富な食事は、肌細胞を活性化させ、自然な美しさをサポートします。逆に、ファストフードや揚げ物など脂質の高い食事は皮脂の過剰な分泌を招き、毛穴のトラブルや肌荒れの原因になりがちです。

決まった時間に食事をとることで体内時計が正しく機能し、日々の生活における集中力が向上します。体内時計が乱れると、体調が悪くなったり、集中力が低下したりするため、生活リズムを整えることが重要です。

健康的な食生活は、免疫機能の維持にも役立ちます。免疫機能とは、体を守る防御システムのことで、空気中の細菌やウイルス、カビといった外敵から私たちを守っています。

この防御機能を支えるのは白血球や腸内細菌、自律神経、さらには私たちの細胞一つひとつです。これらがしっかり機能するためには、腸内環境を健全に保ち、体内の活性酸素を適切にコントロールする必要があります。活性酸素は必要以上に増えると、細胞を傷つけ、さまざまな健康問題を引き起こす可能性があります。

健康的な食生活を実践する方法

健康的な食生活を実践するメリットがわかったら、いよいよ実践編です。

ここでは、健康的な食生活を実践する方法を紹介します。

1日3食バランスよく食べる

健康的な体を維持するためには、1日3食のバランスがとれた食事が非常に重要です。朝食は特に大切で、夜の休息モードから日中の活動モードに切り替わる重要な時で、体内時計をリセットし、一日のホルモン分泌や代謝のリズムを整えます。もし朝食を食べない習慣があるなら、まずはみそ汁から始めてみるといいでしょう。

食事の内容は、多様な食品から炭水化物、脂質、タンパク質、ビタミン、ミネラル、食物繊維を適切に取ることが求められます。

たんぱく質は細胞の生成を助け、健康的な体を維持するのに欠かせません。肉や魚、卵、大豆製品などたんぱく質を含む食品をバランス良く摂りましょう。

ミネラルと食物繊維は海藻やキノコで補います。キノコや海藻に含まれる食物繊維には体内の不要なものを排出する働きがあるため、身体機能を整えるのに役立ちます。

腸内環境を整える食品をとる

腸内環境を整える食品を積極的に取り入れましょう。ヨーグルトや納豆、キムチなどの発酵食品には、腸内の善玉菌を増やす働きも。これにより、腸の細胞が活発化し、病原体への抵抗力が高まります。さらに、食物繊維を多く含む食材も便通を良くし、腸内環境を整えるのに有効です。

抗酸化成分を含む野菜をとる

いつまでも、健康で美しくあるために大切なのが抗酸化です。

身体が酸化すると老化が早く進んだり、病気にかかりやすくなったりします。

ビタミンA、C、Eなどの抗酸化ビタミンやその他の栄養素を多く含む野菜やフルーツは、細胞の数を増やし、活性化させる働きがあります。

特におすすめの食材は、ブルーベリーやリンゴ、トマトやパプリカなどの緑黄色野菜。これらは調理せずにそのまま食べるだけで抗酸化ビタミンを摂取できる優れた食材です。

しかし仕事が忙しかったり、出張や旅行などで環境が変わったりすると、どうしても野菜の摂取が難しくなります。

そんなときに活用したいのが、市販の野菜ジュースです。もちろん食事で栄養を補うのがベストですが、自炊が難しいときでも手軽にビタミンを取れるので、上手に活用しましょう。

身体を温める食品を取り入れる

身体を温める食品を取り入れ、体を冷やす食品を控えましょう。

体温が低下すると、細胞や酵素が十分に機能しなくなるほか、腸内で悪玉菌が増殖しやすくなります。特に、朝の起き抜けは体温が最も低い時間帯です。この時間帯に冷たい飲み物や食品を摂ると、さらに体温を下げてしまい、身体機能の低下を招くリスクが高まります。特に、冷たい飲み物や水分の多い野菜、果物の取りすぎは要注意です。

そのため、朝は温かい飲み物や食事を選び、身体を内側から温めましょう。また、でんぷん質やねばねばした食材でとろみをつけた料理は、冷めにくく身体を温める効果があるのでおすすめです。

サプリメントを活用する

食事だけで全ての栄養素を完璧に摂取するのは難しいですよね。特にビタミンやミネラルなど、体内で生成できない重要な栄養素があります。これらは普段の食事で取り入れるのが理想ですが、不足がちなときはサプリメントを上手に活用するのがおすすめです。

食欲がなかったり、一日の食事量が少ない場合、体に必要な栄養が足りなくなり、体力が落ちたり、体調を崩しやすくなったりすることがあります。

特に一人暮らしで栄養バランスの取れない食生活を送っている方は、手軽に使える冷凍野菜や缶詰を利用しつつ、サプリメントで不足している栄養を補うことが効果的です。ただし、サプリメントの過剰摂取は逆効果になることもあるので、摂取量はしっかりと管理しましょう。

過度の飲酒は避ける

健康を維持し生活習慣病を予防するには、飲酒を適度にすることが大切です。適量の飲酒は疲れを癒やし、ストレスを減らす助けになりますが、飲み過ぎは肝臓に負担をかけ、健康問題を引き起こす原因になります。

特に肝臓は体内の栄養素を処理する重要な役割を持っているため、その機能が低下すると免疫力にも影響が出ます。健康的な飲酒の目安は、1日に日本酒1合(ビール大瓶1本分)までで、週に1回以上の休肝日を設けることが推奨されます。飲酒時には、主食、主菜、副菜をバランスよく食べ、空腹時の飲酒や過度な飲酒は避けましょう。

参考: 栄養・食事・血圧から見た許容飲酒量|e-ヘルスネット

まとめ

バランスの良い食事は、ただ体調を整えるだけでなく、生活全体に活力をもたらします。飲み過ぎや偏った食事を避け、バランスの良い食事を心がけましょう。

日々の小さな努力が、より充実した生活へとつなげます。この記事を参考にして、楽しく健康的な食生活を目指しましょう。

 

執筆者・監修者

代表取締役 島本 倖伸氏

株式会社CloudNine

代表取締役 島本 倖伸

真の健康と美しさを目指す企業として、株式会社CloudNineを創業。NMNの食薬区分の改正に合わせて、同年6月にいち早くNMNサプリメントのRefeelas(リフィーラス)を発売。累計出荷本数20万本以上と、国内におけるNMNのリーディングカンパニーの一社として、数多くの臨床研究を積極的に行っている。NMNサプリメントにおいて日本初の機能性表示食品となった「Refeelasサプリメント」、スキンケアの「Refeelasオールインワンジェル」を販売。NMNをブームから文化にしていくために、NMN製品の臨床研究を積み重ねている。

共同研究者

准教授 澤邊 昭義氏

近畿大学農学部応用生命化学科

准教授 澤邊 昭義

1991年近畿大学大学院工学研究科応用化学専攻博士後期課程修了(工学博士)。1991年米国マサチューセッツ工科大学 博士研究員、1993年近畿大学 農学総合研究所 助手、講師、助教授を経て、2000年近畿大学准教授(農学部)。 専門分野:生物環境学、生命資源化学。研究略歴:様々な植物から有用性物質の探索を行い、食品、化粧品へ応用した実績を持つ。近年は、機能性表示食品へ応用可能な新規関与成分の探索研究も実施中。