季節の変わり目に肌荒れしやすい原因は?正しいスキンケア方法を紹介

季節の変わり目になると、赤みやカサつきなど、肌トラブルに困ることはありませんか?スキンケアをしていても、なかなか改善しないと気分が落ち込むこともあるでしょう。

今回は季節の変わり目に肌が荒れる原因や、揺らぎ肌を落ち着かせるためのスキンケア方法をお伝えします。スキンケアのポイントをしっかりおさえて、肌の不調を防ぎましょう。

目次
  1. なぜ季節の変わり目に肌が荒れるの?
  2. 季節別の肌荒れ原因と予防法
    1. 春~花粉・紫外線~
    2. 夏~紫外線・室内外の寒暖差~
    3. 秋~乾燥・夏との寒暖差~
    4. 冬~乾燥・血行不良~
  3. 季節の変わり目の肌を守るスキンケア
    1. 肌に摩擦を与えない
    2. 保湿で乾燥を防ぐ
    3. 生活リズムを整える
    4. 食事で栄養バランスを摂る
  4. まとめ

なぜ季節の変わり目に肌が荒れるの?

季節の代わり目に見られる肌荒れの大きな原因が、気温の変化です。急な寒暖差が自律神経に影響を与え、ターンオーバーが乱れることがあります。このサイクルが乱れると、古い角質が残りやすくなり、防御力が低下してしまいます。その結果、肌荒れが起こりやすくなるのです。

さらに秋にかけて空気が乾燥してくると、水分が失われてしまい、どんなに保湿を頑張ってもデリケートになりやすく、かゆみや赤みを感じることが増えるかもしれません。

また、季節の変わり目はアレルギーの原因となる物質も増えるため、これが悪影響を与えることも。花粉や空気中の汚れなどが原因で、肌が敏感になり、かぶれやすくなる場合があります。このように、季節ごとに環境が変わることで、普段は問題なくても揺らぎやすくなるのです。

季節別の肌荒れ原因と予防法

季節ごとに肌荒れを引き起こす要因を振り返り、自分でできる対策を確認しておくことが大切です。肌のトラブルは、早めのケアで予防もできるため、事前予防策やケア方法を知っておくと安心です。

春~花粉・紫外線~

春は花粉が付着することでアレルギー反応を引き起こすことがあります。さらに、花粉対策で使用するマスクやティッシュが触れることで、負担が増え、荒れやすくなることも。外出から帰ったら、衣類や髪についた花粉をしっかり払い落とし、早めに洗顔やうがいをして清潔に保つことが大切です。

また、春は朝晩と日中の気温差が大きく、さらに紫外線も強くなり始めます。これらの影響で肌の守る力が弱まり、花粉によるかゆみや赤みが出やすくなることもあります。紫外線から守るために、日焼け止めなどを活用して、早めの対策を心がけましょう。

夏~紫外線・室内外の寒暖差~

夏は強い紫外線や汗の影響で、負担がかかりやすい季節です。紫外線は防御力を弱め、乾燥や毛穴のトラブル、ニキビなどを引き起こしやすくなります。一年中紫外線対策は大切ですが、特に夏は日焼け止めに加えて、日傘や帽子を活用してしっかりガードしましょう。

また、冷房による乾燥や外との温度差も、負荷をかけます。汗をかいたままにしておくと、水分が失われやすいので、こまめに拭き取って保湿を心がけましょう。冷房対策としては、カーディガンを羽織るなどして、寒暖差を和らげる工夫も大切です。

秋~乾燥・夏との寒暖差~

秋は夏の紫外線で受けたダメージが戻る間もなく乾燥しやすくなります。気温が下がることでさらに負担がかかりやすくなります。このままだと、シミやそばかすが目立ち始めたり、弾力が失われたりなどのトラブルが出やすくなります。

気温が低くなることで、ターンオーバーも乱れがちになり、乾燥やざらつきを感じることもあるでしょう。このタイミングで、しっかり保湿ケアを行い、寒い季節に備えることが大切です。

冬~乾燥・血行不良~

冬は湿度が低く、皮脂の分泌も少なくなるため、乾燥が加速します。乾燥が進むと、ざらつきや、かゆみや粉をふくこともあります。このため、冬は普段使用している化粧水よりも高保湿なものを使用し、水分を逃がさないようにしっかりケアをすることが大切です。

また、冬は血行が悪くなりやすく、それが防御力を低下させる原因にもなります。体を冷やさないように重ね着や、温かい食べ物を摂る、適度な運動を取り入れる、湯船に浸かってしっかり温まることも、肌の調子を整えるために役立ちます。

季節の変わり目の肌を守るスキンケア

季節の変わり目は、さまざまな影響を受けて敏感になりやすい時期です。この時期には、特に肌をいたわり、寒暖差から守るケアが重要になります。ここでは正しいスキンケアの方法や注意したい生活習慣について紹介します。

肌に摩擦を与えない

スキンケア時には肌への摩擦を避けることが重要です。クレンジング剤を十分に使用し、泡立てた洗顔料で肌をやさしく包み込むように洗うことを心がけましょう。すすぎは熱いお湯を避け、ぬるま湯を使用するのが効果的です。また、シャワーの直接的な水流が肌に当たらないよう、手で優しく水をかける方法がおすすめです。

洗顔時は特に、生え際や小鼻、フェイスラインなど洗い残しの多い部分に注意し、しっかりとすすぎを行いましょう。タオルで顔を拭く際も、強くこすらずに軽く押さえるようにして水分を取ると良いでしょう。

クレンジングシートを使う際や、化粧水や乳液も同様です。肌への刺激が積み重なると肌のバリア機能が低下しやすくなるため、日常のスキンケアで摩擦を最小限に抑えることが、肌の健康維持につながります。

保湿で乾燥を防ぐ

スキンケアアイテムは、乾燥や肌荒れを防ぐために、保湿効果の高いものに変えてみるとよいでしょう。もし、普段使っている化粧水で刺激を感じるようになったら、低刺激で敏感肌用の化粧水や乳液を試してみてください。

肌に優しいケアをすることで、トラブルを予防しやすくなります。スキンケアアイテムや使い方を見直すことで、肌の守る力を高め、乾燥や肌荒れを防ぐ効果が期待できます。季節や気温の変化に合わせて、自分に合ったアイテムを見つけ直してみましょう。

生活リズムを整える

不規則な生活習慣は、肌荒れを悪化させる可能性があります。

特に、寝る時間が遅くなり、睡眠が不足すると、ターンオーバーのリズムが崩れてしまいます。通常、肌は約28日で新しい状態に入れ替わりますが、このリズムが乱れると古い角質が残りやすくなります。結果として、ざらついたり、くすみやシミの原因になってしまったりすることも。

生活リズムを整え、バランスの取れた食事を心がけることで、肌の状態も改善されていくでしょう。

こまめな水分補給

肌荒れを内側からケアするには、日々の食事が大きな役割を果たします。体の細胞は、毎日口にする食べ物から作られており、肌もその影響を受けています。栄養バランスの摂れた食事は、健やかな肌を保つための基礎となります。

特に、体を支えるタンパク質や、健康を保つために欠かせないビタミンやミネラルは積極的に摂るように心がけましょう。ビタミンCやEは抗酸化作用があり、老化を防ぐ助けになります。また、鉄分や亜鉛も、肌の再生をサポートする重要な成分です。バランスの良い食事を意識して取り入れることで、肌の調子も自然と整いやすくなります。

関連ページ:健康的な食生活を送るために知っておきたいこと

まとめ

今回は、季節の変わり目に起きる肌荒れの原因や、その対策、ケアのポイントについてお伝えしました。どんなにケアをしていても、気温の変化で肌が荒れることはあります。大事なのは、自分がどのタイミングでトラブルを起こしやすいかを知っておくことです。

「肌荒れかも」と感じたら、放置せずにスキンケアや生活習慣を見直し、早めに対策をして肌を守りましょう。
 


#スキンケア #夏の紫外線 #生活リズム

執筆者・監修者

代表取締役 島本 倖伸氏

株式会社CloudNine

代表取締役 島本 倖伸

真の健康と美しさを目指す企業として、株式会社CloudNineを創業。NMNの食薬区分の改正に合わせて、同年6月にいち早くNMNサプリメントのRefeelas(リフィーラス)を発売。累計出荷本数20万本以上と、国内におけるNMNのリーディングカンパニーの一社として、数多くの臨床研究を積極的に行っている。NMNサプリメントにおいて日本初の機能性表示食品となった「Refeelasサプリメント」、スキンケアの「Refeelasオールインワンジェル」を販売。NMNをブームから文化にしていくために、NMN製品の臨床研究を積み重ねている。

共同研究者

准教授 澤邊 昭義氏

近畿大学農学部応用生命化学科

准教授 澤邊 昭義

1991年近畿大学大学院工学研究科応用化学専攻博士後期課程修了(工学博士)。1991年米国マサチューセッツ工科大学 博士研究員、1993年近畿大学 農学総合研究所 助手、講師、助教授を経て、2000年近畿大学准教授(農学部)。 専門分野:生物環境学、生命資源化学。研究略歴:様々な植物から有用性物質の探索を行い、食品、化粧品へ応用した実績を持つ。近年は、機能性表示食品へ応用可能な新規関与成分の探索研究も実施中。