サプリメントの保管方法は?

サプリメントは、私たちの健康と美容をサポートするための重要なアイテムです。

例えばNMN配合のRefeelasは、注目の成分であるNMNを手軽に摂取できるサプリメントとなっています。

そんなサプリメントは食品ですので適切な保管が大前提です。

サプリメントの保管方法を誤ると、成分が劣化したり、その影響で健康に悪影響を及ぼしたりする可能性もあるでしょう。

サプリメントには多くの種類があり、それぞれ特徴が異なることから保管のポイントが変わってきます。

また気温や湿度などの条件によっても推奨される保管方法は異なります。

この記事では、サプリメントの保管方法の基本原則を紹介したうえで、サプリメントを正しく保管するポイントを解説します。
 

サプリメント保管の基本原則

サプリメントを保管するうえでおさえておきたい基本原則を詳しく解説します。

製品によってさまざまな効果が期待できるサプリメントですが、保管方法を誤ると想定通りの効果を得にくくなります。

以下で紹介する基本原則を押さえておきましょう。
 

温度・湿度・光・空気に関する基本原則

サプリメントは、その成分や形状により、温度・湿度・光・空気などの環境条件に敏感です。

推奨されない条件下では、品質が劣化し、その効果が低下する可能性があります。

まずは、高温多湿を避けることが必須です。

高温多湿の環境では、サプリメントの成分が劣化したり、カビや細菌が繁殖したりするかもしれません。

また冷蔵庫は湿度が高く、冷凍庫は温度変化が激しいため、サプリメントに悪影響を及ぼすことがあります。

極端な環境下を避けることが鉄則です。

あわせて直射日光を避けることも重要です。

直射日光にさらされるとサプリメントの成分が酸化したり変色したりする可能性があるほか、空気に触れると酸化したり劣化したりする可能性があります。

サプリメントを取り出した後は、しっかりと密閉しましょう。もし密閉できない場合は、密閉できるケースや袋へ移し替えることをおすすめします。
 

有効期限と開封後期限に関する基本原則

サプリメントのパッケージや詳細には、有効期限や開封後の期限が記載されています。

これらの期限は、一定の範囲で品質や安全性を保証するものです。

期限切れのサプリメントは、製造元や販売元が想定する効果や品質を保てない可能性があります。

有効期限は、未開封であればその日までに使用することを示しています。

開封後の期限は、開封した日から数えてその期間内に使用することを示しています。

開封後の期限は、サプリメントの種類や保存方法によって異なります。

ただしこれらの期限は、あくまで「製造元や販売元が指定する条件下で正しく保管された場合」を想定しています。

指定条件を守らない場合はその限りではないため、パッケージや商品説明に書かれた保管の注意点をしっかり守るようにしましょう。

パッケージに書かれた注意点としては、一般的に以下のような内容があります。

具体的には製品によって異なるため、購入前・使用前には必ず確認することをおすすめします。

・サプリメントを取り出す際は、手やスプーンなどが清潔で乾燥していることを確認してください。汚れや水分がサプリメントに付着すると、カビや細菌が繁殖する原因になります。

・サプリメントを取り出した後は、すぐに容器を閉めてください。容器を開けっ放しにすると、空気や湿気が入り込み、サプリメントの劣化や変質を引き起こします。

・サプリメントの使用量を守ってください。サプリメントの使用量は、ラベルに記載されているものを参考にしてください。使用量を超えて摂取すると、サプリメントの効果が高まるというわけではありません。むしろ、副作用や健康被害を招く可能性があります。
 

容器やラベル選びに関する基本原則

サプリメントを正しく保管するためには、容器やラベル選びも重要です。

ただし製品によって、もしくは開け方によっては移し替えたほうが良いケースもあるでしょう。

サプリメントを別の容器に移し替える場合は、以下の点に注意してください。

・移し替える容器は清潔で乾燥していることを確認してください。汚れや水分が残っていると、サプリメントにカビや細菌が繁殖する原因になります。

・移し替える容器は透明でないものを選んでください。透明な容器は光を通しやすく、サプリメントの酸化や変色を促進します。ただし透明な容器に入れたうえで、さらに色付きの袋や容器に入れるという方法もあります。

・容器はしっかりと密閉できるものを選んでください。密閉できない容器は空気や湿気を通しやすく、サプリメントの劣化や変質を引き起こします。

なお、サプリメントを別の容器に移し替えた場合は、できる限りラベルを貼ることをおすすめします。

ラベルがないと、サプリメントを間違えたり、期限切れのものを摂取したりする危険性があるからです。

ラベルには、サプリメントの名前や成分、有効期限や開封後の期限、使用方法や注意事項などの情報を記載してください。

もしくは製品が入っていたパッケージを別途保管するのもよいでしょう。

 

サプリメント保管のポイント

サプリメントを保管するにあたってのポイントを詳しく解説します。

これらのポイントを押さえることで、サプリメントの劣化を防ぎやすくなるほか、誤飲をはじめとするトラブルも防ぎやすくなるはずです。
 

直射日光・高温多湿を避ける

サプリメントは、高温や多湿になるところ、日光が直接当たる場所には置かないようにしましょう。

なぜならサプリメントは熱や湿気によって品質が劣化したり、カビが発生したりする可能性があるからです。

特に、ビタミンやミネラルなどの有効成分は、高温や湿度に弱く、その効果が損なわれることがあります。

さらに日光に当たると、サプリメントの色が変わったり、味が変わったり、有効成分が失われたりすることもあります。

日光の紫外線がサプリメントの成分を分解し、その効果を低下させるからです。

温度と湿度が安定した場所、つまり冷暗所に保管することが重要となります。
 

冷暗所に密閉状態で保管する

サプリメントは、冷暗所に密閉した状態で保管するのがおすすめです。

冷暗所とは、温度が15℃以下で日光の当たらない場所のことを指し、サプリメントの品質を維持するのに適しています。

詳しくは、パッケージに記載された保管方法を守りましょう。

そもそもサプリメントの多くは、保管を前提とした商品となっています。

販売容器がジッパー付きだったり、しっかりふたが閉まるものになっていたりなど、密閉できるタイプになっているなら、そのまま活用して保存するのが最適です。

容器は基本的にサプリメントの種類や特性に合わせて設計されており、温度・湿度・光・空気などの影響からサプリメントを守りやすくなる傾向にあります。
 

冷蔵庫で保管しない

多くの食品は冷蔵庫に入れて保存するのが一般的です。

しかし、サプリメントは基本的に冷蔵庫保管に向いていないものがほとんどです。

その理由は、冷蔵庫の環境がサプリメントの品質を下げる可能性があるからです。

サプリメントを冷蔵庫で保存すると、温度や湿度の変化により劣化しやすくなります。

特にソフトカプセルタイプは、冷蔵庫で冷やすと硬化し、その結果、効果が低下したり、カプセルが割れやすくなったりすることもあるでしょう。

さらに、冷蔵庫内には強い匂いの食品が多く存在します。

これらとサプリメントを一緒に保存するとニオイが移りやすく、これは摂取時に不快感を覚える原因となりやすいです。
 

保管する場所の温度に気をつける

サプリメントは高温になると劣化する可能性があるため、特に夏場の保管には注意が必要です。

例えばソフトカプセルタイプのサプリメントは、湿度や温度に敏感で、40℃以上の環境では表面が溶け、カプセル同士がくっついてしまうことがあります。

車内は特に注意が必要で、エンジンが切られた状態では最高80℃まで温度が上がることも珍しくありません。

このような高温環境での保管は避けるべきです。

冬場でも暖房器具を使用する場合は注意が必要です。

暖房器具の近くでは、温度が40℃を超えることがあります。

そのため、暖房器具の近くにサプリメントを置かないようにしましょう。
 

開封後は早めに使い切る

サプリメントは、開封後はなるべく早く使い切るようにしましょう。

開封後は空気に触れることで酸化したり、微生物が繁殖したりする可能性が高まります。

サプリメントの成分が空気中の酸素と反応し、その効果が低下するからです。

また、開封した容器の中に微生物が侵入する可能性があります。

微生物が繁殖するとサプリメントの品質が低下するだけでなく、健康に影響を及ぼす可能性もあるでしょう。

開封後の賞味期限は製品によって異なりますので、必ずパッケージに記載されている期限を守るようにします。
 

子どもの手が届かない場所を選ぶ

サプリメントは、子どもの手が届かない場所で管理してください。

誤って飲み過ぎたり、誤飲したりすると危険だからです。

特にカラフルな錠剤やカプセルなどは、子どもがお菓子と間違えて食べてしまうことがあります。

子どもが色鮮やかなサプリメントを見て、お菓子と誤認し、過剰に摂取してしまう可能性も考えられます。

保管場所を決める場合は、子供の手が届かないかどうか、落ちてくる可能性はないかどうかなどもふまえ、安全な場所に保管することが重要です。
 

誰のサプリメントかを記載した状態で保管する

サプリメントは、自分用に購入したものを自分だけで使うようにしましょう。

個人の体質や健康状態に合わせて選ぶものであり、他人に勧めたり貸したりすることは避けるべきだからです。

そもそもサプリメントはあくまで食事の補助であり、過剰に摂取すると体に負担をかけ、逆に健康を害する可能性があるため、適切な量を守らなければなりません。

他の方が誤って飲まないよう、保管容器やラベルに名前を書いておいたり、自分だけが取り出せる場所に保管したりすることも有効です。
 

サプリメント携帯時はケース選びや期限に注意する

旅行や外出、仕事などでサプリメントを携帯する際、サプリメントをケースに移し替える方もいるのではないでしょうか。

しかし原則として市販のケースはあくまでも短期間での保存、つまり長くて1〜2週間程度での使用のために作られている製品がほとんどです。

そのため、あまりにも日数が経ってしまうとサプリメントの質が落ちてしまう可能性があります。

保管用に小分けしている場合も、使用期限には注意しなければなりません。

サプリメントの持ち歩きに適した保存ケース

サプリメントを保存するためのケースや容器には色々な種類があります。

ピルケース

ピルケースは、薬やサプリメントなどを入れるための専用ケースです。

仕切りがあるタイプや小さなボトルタイプなどのバリエーションがあり、必要に応じて選ぶことができます。

ジッパーつき袋

食品保存用のファスナー(ジッパー)がついたプラスチック袋も、最近では可愛いものをはじめバリエーションが増えてきました。

ただし完全に密封できないものも少なくないため、1日分など少量の持ち歩きにとどめるほうが無難です。

 

まとめ

サプリメントの品質と効果を維持するためには、適切な保管方法が必要です。

高温多湿や直射日光を避け、冷暗所での保管が推奨されます。

あわせて開封後は早めに使い切ること、子供の手の届かない場所に保管すること、自分用に購入したものを自分だけで使うことなど、さまざまなポイントがあります。

これらのポイントを守ることで、サプリメントの品質を維持し、効果を最大限に引き出しやすくなるはずです

サプリメントは私たちの健康や美容をサポートするためのものです。

その効果を十分に活用するためにも、適切な保管方法を心がけましょう。

 

執筆者・監修者

代表取締役 島本 倖伸氏

株式会社CloudNine

代表取締役 島本 倖伸

真の健康と美しさを目指す企業として、株式会社CloudNineを創業。NMNの食薬区分の改正に合わせて、同年6月にいち早くNMNサプリメントのRefeelas(リフィーラス)を発売。累計出荷本数20万本以上と、国内におけるNMNのリーディングカンパニーの一社として、数多くの臨床研究を積極的に行っている。NMNサプリメントにおいて日本初の機能性表示食品となった「Refeelasサプリメント」、スキンケアの「Refeelasオールインワンジェル」を販売。NMNをブームから文化にしていくために、NMN製品の臨床研究を積み重ねている。

共同研究者

准教授 澤邊 昭義氏

近畿大学農学部応用生命化学科

准教授 澤邊 昭義

1991年近畿大学大学院工学研究科応用化学専攻博士後期課程修了(工学博士)。1991年米国マサチューセッツ工科大学 博士研究員、1993年近畿大学 農学総合研究所 助手、講師、助教授を経て、2000年近畿大学准教授(農学部)。 専門分野:生物環境学、生命資源化学。研究略歴:様々な植物から有用性物質の探索を行い、食品、化粧品へ応用した実績を持つ。近年は、機能性表示食品へ応用可能な新規関与成分の探索研究も実施中。