サプリメントの形状の種類は?それぞれのメリットやデメリット

サプリメントは、私たちの健康や美容に役立つ栄養素を気軽に摂取できる便利なツールですが、その形状は多岐にわたります。

例えば、NMNのサプリメントである「Refeelas」はカプセル型となっています。

それぞれの形状ごとに特徴が異なるため、自分のライフスタイルや好みに合わせて選ぶことが大事です。

この記事では、サプリメントの様々な形状とそれぞれの特徴、メリットとデメリットを具体的に紹介しています。

粉末タイプ

粉末タイプのサプリメントは、栄養成分となる原料を細かい粉にしたものを指します。

元となる成分が微粒化されており、それがそのまま吸収されやすい形状をしています。

原料をそのまま砕くため、純度が高い傾向にあるのも特徴です。

色は白や黄色のものが多く見られます。

粉末タイプのメリット

粉末タイプの主なメリットは以下となります。

・吸収率が高い

・量の調節が可能

・保存しやすい

原料が細かい粉末になることで表面積が増え、結果として吸収されやすくなります。

純度が高いことから、少ない量でも効率的に栄養を摂取しやすいでしょう。

瓶や容器にまとめて入っているタイプなら、スプーンで計ることで、自分が摂取したい量を簡単に調節することができます。

これにより、自分の身体に合わせた摂取量を維持しやすいです。

調味料として料理にふりかけることができるアイテムもあります。

さらに粉末化すると水分量が減るため、正しく保管すれば長期保存も可能です。

粉末タイプのデメリット

粉末タイプの主なデメリットは以下となります。

・苦手な味や匂いがある場合は飲みづらい

・溶けにくい場合がある

原料そのものの味や匂いが苦手な人にとっては、飲むのが難しい場合があります。そのような場合には、ジュースやヨーグルトなどに混ぜて飲むことをおすすめします。

ただし成分によっては同時に摂ってはいけない食品もあるため、注意しましょう。

また水に溶かすとき、ダマになることがあります。

そのようなときには、よくかき混ぜてから飲むとよいでしょう。

もしくは選択肢があるようなら、他の形状を選ぶのもよいかもしれません。

顆粒タイプ

顆粒タイプのサプリメントとは、原料を小粒状に加工したものを指します。

口に入れるとすぐに溶け出す性質を持ち、多くのビタミンやミネラル、漢方などがこの形状で提供されています。

基本は粉末を固め、取り扱いやすくしたものです。

アルミで個包装されている商品は特に、外出先でも持ち運びやすいのが特徴でしょう。

顆粒タイプのメリット

顆粒タイプの主なメリットは以下となります。

・飲みやすい

・持ち運びが便利

・保存がしやすい

顆粒は水などに溶かす必要がなく、そのまま口に入れて飲み込むことが可能です。

また、香料や甘味料を加えて味を調整することが多いため、苦手な味や匂いを感じにくい傾向にあります。

粉末と同様に水分量が少ないため、湿気やカビの影響を受けにくいという特徴があります。

小分けに包装されている場合が多く、ポケットやバッグに入れて外出先でも手軽に摂取することが可能です。

顆粒タイプのデメリット

顆粒タイプの主なデメリットは以下となります。

・吸収率が低い場合がある

・コスパが低い場合がある

・過剰摂取しやすい

顆粒化する際に加熱処理をしたり、結合剤や添加物を加えたりすることで、原料の成分が変化し、純度が高い粉末に比べて消化吸収が難しくなる場合があります。

製造工程が複雑で、原料だけでなく包装材や添加物のコストも含まれた結果、価格が高くなることも。

また飲みやすさからついつい多く飲んでしまう可能性があります。

サプリメントはどんな種類であっても「原則は食事の補助である」ということを忘れず、必要以上の摂取を避けるよう注意が必要です。

錠剤タイプ

錠剤タイプのサプリメントは、その名の通り錠剤の形をした栄養補助食品のことを指します。

形状には丸型や楕円型、多角形などがあり、大きさや色もさまざまです。

粉末や顆粒状の原料を圧縮して作られ、成分の量を一定に保つことが可能となります。

通常、錠剤タイプのサプリメントはコーティングが施されているため、元々の成分が持つ独特な味やにおいが軽減され、飲みやすくなっています。

市場に出回っているサプリメントの形状としては最もポピュラーで、小さいものから大きなものまで、自分の好みや体調に合わせて選びやすいでしょう。

錠剤タイプのメリット

錠剤タイプの主なメリットは以下となります。

・飲みやすいものが多い

・保存性が高い

・持ち運びが便利

・コストパフォーマンスが高い傾向にある

粉末や顆粒と同じく錠剤タイプも水分量が少ないため、サプリメントのなかでは保存性が高く、長期間安定して使用することが可能です。

小さく固い形状をしているため、小分けしたものを容器に入れた状態で持ち運びやすいので、外出先でも手軽に摂取することができます。

また錠剤タイプは、製造過程が簡易であるため価格が安くなりがちです。

そのため、コストパフォーマンスが高い傾向にあるといえます。

錠剤タイプのデメリット

錠剤タイプの主なデメリットは以下となります。

・飲みにくい場合がある

・溶けにくい場合がある

大きさや硬さによっては、飲みにくいと感じる方が多い錠剤もあります。その際は、水と一緒に飲むと良いでしょう。

また錠剤タイプのサプリメントは、水分を含まないために溶けにくく、吸収率が低い場合があります。

特に、胃酸に弱い成分が含まれている場合、効果を十分に発揮できない可能性も考えられるでしょう。

パッケージに記載されている「飲み方」を確認することが大切です。

ソフトカプセルタイプ

ソフトカプセルタイプのサプリメントとは、液体や半固形の成分をゼラチンなどで包み込んだ栄養補助食品のことを言います。

形状は楕円形や球形などが主で、中の成分が透けて見えるものもあります。

特に、油溶性の成分が含まれている場合、この形状を選ぶことが多いです。

ソフトカプセルタイプのメリット

ソフトカプセルタイプの主なメリットは以下となります。

・成分の味や臭いを感じにくい

・吸収率が高い

・油溶性成分を効率的に摂取しやすい

・飲みやすい

成分をソフトカプセルで包むことで、元々の成分が持つ独特な味やにおいを感じにくくなります。

水分を含んでいるため、体内で溶けやすく、成分の吸収率が高い傾向にあるほか、油溶性の成分を配合することが可能です。

ソフトカプセルは柔らかく、滑らかな表面を持っているため、飲みやすい傾向にあるのも特徴でしょう。

ソフトカプセルタイプのデメリット

ソフトカプセルタイプの主なデメリットは以下となります。

・保存性が低く、保管や持ち運びに注意が必要

・価格が高くなる傾向にある

水分を含むため、他の形状のサプリメントに比べてソフトカプセル保存性が低いです。

酸化や劣化に注意して保管しなければなりません。

特に高温や直射日光に弱く、持ち運び中に溶けたり変形したりする可能性があります。

パッケージに記載された保管に関する表示をしっかり読みましょう。

また製造過程が複雑であるため、価格が高くなりがちです。

ハードカプセルタイプ

ハードカプセルタイプのサプリメントとは、デンプンやゼラチンで作られたカプセルに、粉末や顆粒、液体などを詰めたものを指します。

その形は円筒形で、大きいほど内容量が多い傾向にあります。

パッケージとしてボトルや瓶、チャック付き袋で販売されることが多い形状です。

ハードカプセルタイプのメリット

ハードカプセルタイプの主なメリットは以下となります。

・味やニオイを抑えられる

・カプセルの色にバリエーションが多く、商品イメージを表現しやすい

ハードカプセルタイプのサプリメントは、カプセルに成分を包むことで、不快な味やニオイを抑えて飲みやすくする(マスキング)ことができます。

さらに、カプセル自体も透明のものから色付きのものまで、バリエーションが豊富にあるためメーカー側が商品イメージにあわせて選ぶことも可能です。

ハードカプセルタイプのデメリット

ハードカプセルタイプの主なデメリットは以下となります。

・錠剤などに比べて飲みにくい場合がある

・原料によっては充填できないことも

ハードカプセルは、錠剤などに比べるとやや飲みにくい形状をしています。

また、粒の大きさは規定されており、大きくすることで成分をたくさん入れることはできますが、飲みにくくなることもあるでしょう。

また原料の都合上、油分や水分の多い原料は充填が難しくなります。

ゼリータイプ

ゼリータイプのサプリメントは、ゼラチンやペクチンといった凝固剤を使い、サプリメントの成分をゼリー状に固めたものです。

その形状は半固形で、透明からピンク色など様々な色調を持つことが特徴的です。

近年、健康意識が高まる中で、サプリメントの形状も多様化しました。

ゼリータイプのサプリメントもその流れで注目されたひとつと言えます。

従来のサプリメントの形状とは異なる利点を持つ形状です。

ゼリータイプのメリット

ゼリータイプの主なメリットは以下となります。

・美味しく手軽に摂取しやすい

・のどに詰まりにくく、飲みやすい

何よりも手軽に摂取できることが最大のメリットです。

ゼリー状であるため、噛むことなく簡単に食べられますし、多くは味付けされているので飲み物がなくても美味しく食べることができます。

また、個別包装されていることが多く持ち運びに便利です。

さらに、サプリメントに含まれる成分が直接口の中で溶け出すため、吸収が良いとも言われています。

喉が詰まりにくく、飲みにくさを感じる方も少ないので、年配の方や子供でも安心して摂取できるという点もメリットです。

ゼリータイプのデメリット

ゼリータイプの主なデメリットがこちらです。

・保存場所や方法に注意が必要

・美味しいため、過剰摂取しやすい

・1回あたりが高価になる可能性がある

・錠剤やカプセルに比べ、多めの量を摂取する必要がある場合もある

形状がゼリーという性質上、保存性が比較的低く高温や直射日光に弱いという特徴があります。

そのため、保存場所や方法に注意が必要です。

特に夏季などは溶けやすくなるため、冷蔵庫での保存をおすすめします。

また、ゼリータイプのサプリメントは、その美味しさから過剰摂取しやすいというリスクも指摘されています。

特に、甘味料が多く含まれるゼリータイプの場合、意識せずに摂取カロリーが増えてしまう可能性がありますので、注意が必要です。

さらに、水分を多く含むためにボリュームが出る一方で、その分サプリメントとしての成分濃度は低下しやすいという側面もあります。

そのため、同じ量の栄養素を摂取するためには、錠剤やカプセルタイプに比べて多く摂取する必要がある場合もあります。

液体(ドリンク)タイプ

液体(ドリンク)タイプのサプリメントは、そのまま飲むことを想定した液体状のサプリメントのことをさします。

一般的にはボトルやパウチに入っており、冷蔵庫で冷やして飲むことが多いです。

まるでドリンクのように飲みながら、手軽に栄養を補給することが可能です。

飲みやすさを考慮し果汁や糖類を加えてあるものも多く、味によっては美味しく飲むことができるでしょう。

液体(ドリンク)タイプのメリット

液体タイプの主なメリットは以下となります。

・手軽に飲める

・飲みやすい味で続けやすい傾向にある

1番の魅力は、そのまま飲むことができる手軽さです。

成分によっては消化吸収が早い物もあります。

味や香りがつけられていることも特長のひとつで、飲みやすく改良されているものがほとんどであり、錠剤が苦手な人や、子供でも続けやすいというメリットがあります。

液体(ドリンク)タイプのデメリット

液体タイプの主なデメリットは以下となります。

・保存性が低い傾向にある

・1回あたりが高価になる可能性がある

・錠剤やカプセルに比べ、多めの量を摂取する必要がある場合も

何よりも気を付けたいのは、保存性が少し低いという点です。

開封後はすぐに飲む必要があり、保存は冷蔵庫が基本となります。

また液体タイプは、栄養成分の含有量が錠剤に比べて少ない傾向があります。

糖分が多い製品もあるので、ダイエット中や糖尿病の方、飲みすぎには注意が必要です。

錠剤に比べて容器が大きい傾向にあるうえ、重たいので、持ち運びには不便でしょう。

価格も一般的に錠剤に比べて高めです。

まとめ

サプリメントは、自分の健康や美容をサポートするために取り入れたいアイテムです。

選ぶ場合は、自分のライフスタイルや好みに合わせるのが基本となります。

例えば、旅行や外出が多い人には、持ち運びがしやすく、出先でも飲みやすい錠剤が便利でしょう。

ただし特定の成分によっては、そもそも選択肢があまり無い場合もあります。

それぞれの形状の特徴をふまえ、自分に合うアイテムを選ぶことが大切です。

 

#サプリメント #サプリメントゼリー #サプリメント錠剤

執筆者・監修者

代表取締役 島本 倖伸氏

株式会社CloudNine

代表取締役 島本 倖伸

真の健康と美しさを目指す企業として、株式会社CloudNineを創業。NMNの食薬区分の改正に合わせて、同年6月にいち早くNMNサプリメントのRefeelas(リフィーラス)を発売。累計出荷本数20万本以上と、国内におけるNMNのリーディングカンパニーの一社として、数多くの臨床研究を積極的に行っている。NMNサプリメントにおいて日本初の機能性表示食品となった「Refeelasサプリメント」、スキンケアの「Refeelasオールインワンジェル」を販売。NMNをブームから文化にしていくために、NMN製品の臨床研究を積み重ねている。

共同研究者

准教授 澤邊 昭義氏

近畿大学農学部応用生命化学科

准教授 澤邊 昭義

1991年近畿大学大学院工学研究科応用化学専攻博士後期課程修了(工学博士)。1991年米国マサチューセッツ工科大学 博士研究員、1993年近畿大学 農学総合研究所 助手、講師、助教授を経て、2000年近畿大学准教授(農学部)。 専門分野:生物環境学、生命資源化学。研究略歴:様々な植物から有用性物質の探索を行い、食品、化粧品へ応用した実績を持つ。近年は、機能性表示食品へ応用可能な新規関与成分の探索研究も実施中。