大豆に含まれる美容成分とは?美肌だけじゃない特徴を解説

肌や健康について関心があっても、さまざまな情報があふれていて、何から始めればよいか迷ってしまうことはありませんか?

そんな中、大豆は手軽に摂取できる食品であり、さまざまな成分が含まれていることから、美容に関心のある方にも日々の食事に取り入れやすい食材のひとつです。大豆には代表的な成分であるイソフラボンのほか、ビタミンやミネラルなど、日々の食生活を豊かにする成分が含まれています。

この記事では、大豆に含まれる成分や、毎日の食事に取り入れる際のポイントについてご紹介します。成分ごとに詳しく知ることで、ご自身のライフスタイルや好みに合わせて食事に取り入れる参考になるでしょう。

大豆に含まれるイソフラボンに注目

大豆には、女性ホルモンであるエストロゲンと似た構造を持つイソフラボンが含まれています。エストロゲンは、女性の体内でさまざまな役割を持つホルモンです。

また、エストロゲンは年齢とともに分泌量が変化するため、ライフステージによって体調や体の変化を感じることがあります。イソフラボンはエストロゲンと似た性質を持つため、日々の食生活の中で大豆製品を取り入れることが一つの選択肢となります。

イソフラボンは、大豆や大豆製品に多く含まれており、和食を中心とした食事で自然に摂取しやすい成分です。摂取量や体調に不安がある場合は、医師や専門家に相談することも検討してみてください。

大豆に含まれる成分について

大豆には、美容や健康に関心のある方々の間で注目されているさまざまな成分がバランスよく含まれており、「スーパーフード」と呼ばれることもあります。ここでは、これらの成分についてご紹介します。

イソフラボン

イソフラボンは、女性ホルモンであるエストロゲンと似た構造を持つことで知られており、美容や健康を意識する方々に選ばれることが多い成分です。コラーゲンや肌のツヤ、ハリに関心がある方にも注目されています。また、イソフラボンはポリフェノールの一種で、抗酸化性が話題になることもあります。日々の健康や美容を意識する方が取り入れている成分のひとつです。

レシチン

レシチンは細胞膜の構成成分として知られており、体内のさまざまな機能に関わっています。コリンを含むことから、脳や神経系の働きに関心がある方にも知られています。レシチンは、栄養や酸素が体内に行き渡ることや、日々の健康管理において注目されている成分です。

サポニン

サポニンは、体内でさまざまな働きを持つとされ、美容や健康を意識する方々に知られています。抗酸化性が話題になることがあり、脂質や体型維持に関心のある方にも選ばれています。免疫や血流に関する研究も進められており、幅広い分野で注目されています。

ビタミン

大豆にはビタミンB1、B2、B6などのビタミンB群が含まれています。ビタミンB2は「美容のビタミン」と呼ばれることがあり、ビタミンB6も体内の代謝やバランスに関心のある方に知られています。ビタミンB1は糖質の代謝に関わる栄養素として知られ、ビタミンEも含まれています。

ミネラル

大豆には、ナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウム、リン、鉄、亜鉛など、体の健康維持に関心のある方々に知られているミネラルがバランスよく含まれています。必須ミネラルを含むことから、毎日の食事に取り入れやすい食品といえるでしょう。

その他の大豆の特徴

美容だけでなく、大豆に含まれるさまざまな成分は、日々の食生活や気分のバランスを意識する方にも注目されています。ここでは、美容以外の側面についてご紹介します。

ダイエットを意識する方にも親しまれている成分が大豆には多く含まれています。美容に関わる成分のほか、食物繊維やオリゴ糖など、毎日の食事を豊かにする成分も含まれています。

食物繊維やオリゴ糖は、毎日の生活リズムを意識する方に選ばれることが多い成分です。リズムが整うことで、日々のコンディションを意識しやすくなるでしょう。また、大豆イソフラボンは、女性ホルモンのエストロゲンに似た特徴を持つことで知られ、年齢を重ねた女性が意識して取り入れることもあります。さらに、糖や脂質の代謝に関わるビタミンB1やB2も含まれており、毎日の食事に取り入れることで食生活の幅が広がります。

このような成分が多く含まれているため、日々の食事に意識して取り入れてみるのも一つの方法です。

また、大豆には、心身のバランスを考える方に注目されている成分も含まれています。
イソフラボンは、ストレスホルモンと呼ばれるコルチゾールに関わる働きがあるとされる一方で、幸せホルモンといわれるセロトニンの材料となるトリプトファンも含まれています。これらは気分や睡眠を意識する方にも知られている成分です。

まとめ

大豆には、さまざまな成分がバランスよく含まれているため、幅広い目的で食事に取り入れられています。

日本では大豆製品の種類が豊富にそろっており、日々の食事にも取り入れやすい食品です。大豆はさまざまな料理に使われているため、毎日の食生活に加えることもできます。また、忙しくて食事内容に気を配るのが難しい場合はサプリメントを利用する方法も選択肢の一つです。

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執筆者・監修者

代表取締役 島本 倖伸氏

株式会社CloudNine

代表取締役 島本 倖伸

真の健康と美しさを目指す企業として、株式会社CloudNineを創業。NMNの食薬区分の改正に合わせて、同年6月にいち早くNMNサプリメントを発売。累計出荷本数20万本以上と、国内におけるNMNのリーディングカンパニーの一社として、数多くの臨床研究を積極的に行っている。NMNサプリメントにおいて日本初の機能性表示食品となったサプリメントやスキンケアのオールインワンジェルなどの『Refeelasシリーズ』を展開。NMNをブームから文化にしていくために、NMN製品の臨床研究を積み重ねている。

共同研究者

教授 澤邊 昭義氏

近畿大学農学部応用生命化学科

教授 澤邊 昭義

1991年近畿大学大学院工学研究科応用化学専攻博士後期課程修了(工学博士)。1991年米国マサチューセッツ工科大学 博士研究員、1993年近畿大学 農学総合研究所 助手、講師、助教授、准教授を経て、2025年近畿大学教授(農学部)。 専門分野:生物環境学、生命資源化学。研究略歴:様々な植物から有用性物質の探索を行い、食品、化粧品へ応用した実績を持つ。近年は、機能性表示食品へ応用可能な新規関与成分の探索研究も実施中。