NMN含有食品|枝豆とは?栄養価や選び方など基本を紹介

枝豆は、老若男女問わず高い人気を誇る野菜です。

茹でて塩を振ってお酒のおつまみにするのはもちろん、皮をむいてサラダや炊き込みご飯に入れるのも定番ですね。

この記事では、美味しい枝豆の選び方や、保存方法など枝豆をもっとおいしく食べるための知識を紹介します。

枝豆はどんな野菜?

枝豆とは、大豆の若い種子のことを指します。

独特な風味や軽やかな甘さ、そして新鮮な食感が特長です。

以前は、大豆がまだ若いうちに収穫したものが出回っていましたが、近年では専用の品種が開発され、粒が大きく甘味が強い品種が栽培されています

枝豆と大豆の違い

枝豆と大豆は一見似ているようで、実際にはそれぞれ異なる特徴があります。

ここではその違いと個々の魅力について解説します。

枝豆と大豆の違いは収穫のタイミングによるものです。

未成熟なうちに収穫される緑色の鮮やかなものが枝豆と呼ばれ、そのまま成熟し茶色に変わり乾燥すると大豆として利用されます。

枝豆は、大豆の未成熟なものとして知られています。

花が開花してから約30~40日後、まだ青々としている時期に収穫されるため、緑色が鮮やかで甘みとみずみずしさが特徴です。

大豆は成熟を待って収穫されます。

茶色く乾燥し、栄養価の高い食材として多岐にわたって利用されています。

「畑の肉」と称されるほど、タンパク質が豊富で様々な料理の素材や、味噌、醤油などの調味料としても欠かせません。

枝豆の品種

枝豆には実は400種類以上の品種が存在します。

本項ではその中でも代表的な「白毛豆」「茶豆」「黒豆」を紹介します。

白毛豆

白毛豆とは、種皮が白く、さやの毛も白色であることから名付けられた枝豆の品種です。

種子が緑色をしていることから青豆とも呼ばれます。

白毛豆は一般的な種類で、全国的に栽培され、さやの色は鮮やかな緑色、毛は白色で、節と節の間が狭いのが特徴です。

茶豆

茶豆は、さやの中の豆が茶色い薄皮をまとっている品種で、主に東北地方で栽培されています。

白毛豆よりも強い甘味と独特の風味が特徴です。

特に茹でたてはスイートコーンに近い強い香りします。

黒豆

黒豆は関西地方でよく栽培されており、丹波地方を代表とする黒豆が特に有名です。

さやの中の豆が黒色をしているのが特徴で、大粒で深い味わいがあります。

収穫時期は9月下旬から10月中旬で、比較的短期間で生産量も少ないため市場に出回る機会は少ないです。

枝豆の歴史

かつての枝豆は、庭先や畦道でよく栽培されており「畦豆」とも呼ばれていたものです。

時が流れるにつれ、枝豆はそのままの姿で市場に並ぶようになります。

枝についた形で販売され、食卓で楽しまれるようになったことから「枝付き豆」と称されるようになりました。

この名前は次第に「枝豆」へと変わり、現代に至るまでその名で親しまれています。

起源は大豆と同じ中国北部。

古代の文献によれば、約4000年前からすでに栽培が始まっていたとされています。

日本で初めて枝豆が食された時期ははっきりしていませんが、平安時代にはすでに食べられていたようです。

その後、枝豆が食べられるようになったのは17世紀末、江戸時代になってからだと考えられています。

夏になると、江戸の街中で枝豆を売る人の姿が目立つようになりました。

また、旧暦の9月、(現在の10月)には「十三夜」という行事があります。

この日は「豆名月」や「栗名月」とも呼ばれ、枝豆は夏野菜ではなく秋の野菜でした。

長い間、枝豆はアジア地域でのみ食されていましたが、健康食としての注目が高まるにつれ、日本食の人気が世界中に広がったことで、今では各国で楽しまれるようになっています。

枝豆の主な産地

枝豆の美味しさを引き出すためには、「日中の暑さ」「朝晩の冷涼さ」「湿潤な空気」の3つが必要です。

これらの条件を満たす地域として、東北や北関東が挙げられます。

山形県や秋田県、群馬県などでは、夏場の日中は暑く、一方で朝晩は冷え込む気候が特徴です。

この気候は枝豆にとって理想的です。

朝の露が枝豆をふっくらと仕上げるため、新鮮な豆が出来上がります。

特に東北では、多くの畑が水田から転作されています。

農作物にとって水は欠かせない要素であり、十分な水供給を受けられる環境は、枝豆の品質を安定させる重要な要素です。

枝豆の栄養価

枝豆は、体に必要なたんぱく質を多く含んでいます。

それはエネルギー源となる糖質を効率よくエネルギーに変える役割を持つビタミンB1が豊富だからです。

また、鉄分や葉酸、ビタミンCも含まれており、貧血予防に役立つ食材といえます。

食物繊維や大豆サポニン、レシチンなどの成分も含まれており、生活習慣病の予防に役立ちます。

枝豆は野菜の中でも特にたんぱく質が多いです。

枝豆にはカロテンやビタミンCが大豆よりも含まれています。

その他にもパントテン酸、ビタミンB1、B2、B6、ナイアシン、葉酸、カリウム、カルシウム、マグネシウム、リン、鉄などが豊富に含まれています。

食物繊維の含有量も多く、野菜の中でもトップクラスです。

さらに枝豆にはNMNも含まれています。

こちらは健康維持や美容への効果が期待できると注目されている成分なのですが、含有量がわずかなため、食事だけで必要量を摂るのは難しいです。

もし摂取したい場合はサプリメントも検討するのが良いでしょう。

枝豆の選び方

枝豆を選ぶ際には、枝つきのものを選びましょう。

なぜなら、枝から離れた枝豆は美味が一気に低下するからです。

特に、枝と枝の間隔が狭く1本の枝に豆がぎっしりとついているものがおすすめです。

枝つきの枝豆が手に入らないときでも、選び方のコツはあります。

鮮やかな緑色で、産毛が多く、さやのくびれがしっかりとあるものや、豆が豊かに盛り上がっているものは新鮮な枝豆です。

枝豆の保存の仕方

枝豆は、収穫された後も糖分を分解し続けます。

このプロセスにより風味や栄養が次第に失われてしまうため、収穫後は早めに食べきりましょう。

特に暑い季節は鮮度の落ち方が早いので注意が必要です。

すぐに食べられない場合は新鮮なうちに冷凍しておくことをおすすめします。

重要なのは、枝豆を茹でずにそのまま冷凍することです。

冷凍する際は、さやを枝から切り離し、冷凍用の保存袋に入れます。

袋の中の空気をしっかりと抜き、密封してから冷凍庫に入れれば、約1ヶ月間新鮮さを保つことができます。

どうしても常温で保存しなければならないときは、湿らせたキッチンペーパーや新聞紙で包み、冷暗所で保管するとよいでしょう。

枝豆を美味しく食べるためのポイント

枝豆は洗い方や調理方法を工夫すると、さらなる美味しさを引き出すことができます。

以下では枝豆を美味しく食べる方法をいくつか紹介します。

枝豆の洗い方

枝豆のさやを枝から切り離すとき、傷つけないように気を付けましょう。

さやに傷がつくと、水を吸って水っぽくなることがあります。

栄養も逃がさないようにしたいですね。

枝を切り離した後、枝豆を水に浸し、ザルで洗いましょう。

この時、傷つけないように慎重に洗うことがポイントです。

洗い終わったら、塩を振り込み、手でよくもみ込むと美味しい塩味の枝豆が楽しめます。

枝豆の茹で方

枝豆を美味しく食べるためには、茹で方にも工夫をしましょう。

鍋に湯を沸かし、枝豆が隠れるくらいの水量が最適です。

湯が沸いたら、枝豆と塩を加え3~5分程度茹でます。

火を止めて硬さを確認し、青臭いならさらに茹でることもおすすめです。

茹で上がったら、ザルに上げ、うちわで急速に冷ましましょう。

一気に冷やすことで色も鮮やかで風味が良くなります。

蒸し焼き

枝豆の美味しさを引き出す調理法には多くの工夫がありますが、特におすすめしたいのが蒸し焼きの方法です。

塩茹でも美味しいですが、水溶性の栄養素が逃げてしまうというデメリットも存在します。

そこでおすすめしたいのが蒸し焼きの調理法です。

まずはフライパンに水100mlと塩小さじ2杯を入れ中火で沸騰させます。

底が広いフライパンを使うとやりやすいです。

次に、塩もみをして水で軽く洗った枝豆をフライパンに入れます。

重ならずに広げることがポイントとなります。

フライパンに蓋をして、中火で4~5分加熱します。

水分がほぼなくなったら完成です。

その後、枝豆をザルに上げ、扇風機やうちわの風で冷まします。

足りない塩気はこの時点で追加しましょう。

この方法で調理された枝豆は、ふっくらとした食感が楽しめ、さやの色も鮮やかになります。

自然な甘味と豊かな香りも感じられ、まるで高級旅館の朝食のような風味が楽しめます。

焼き枝豆

焼き枝豆は、ジューシーで柔らかさの中にも歯ごたえが楽しめるのが魅力です。

特にこってりとしたおつまみが好みの方にとっては、最適な一品となるでしょう。

焼き枝豆の作り方は非常に簡単で、手間要らずの調理が可能です。

枝豆を洗い、塩もみを行います。

その後サラダ油と一緒にフライパンに入れ、中火で両面をきちんと焼きます。

軽く焼目を付けた、お好みで塩を振れば完成です。

焼き上がった枝豆はそのままでも、油の旨みと香ばしい香りが存分に楽しめます。

焼き枝豆の楽しみ方は塩だけにとどまりません。

ポン酢やラー油、レモン汁など、さまざまな調味料で味わいを変えることができます。

油のこってり感とさっぱりとした味付けが合わさり、新しい美味しさを発見できるでしょう。

電子レンジで加熱

洗い物を増やしたくない、今すぐ枝豆を食べたい!そんな方には電子レンジ加熱がおすすめです。

まず、塩で揉み洗いした枝豆を耐熱容器へ移します。

そのままの水気を利用し、小さじ2杯の塩を加えて全体に行き渡らせます。

ふんわりとラップを掛けることがポイントです。

500~600Wの電子レンジで加熱します。

4~5分で良い具合になりますが、硬いと感じる場合は30秒から1分ほど加熱時間を増やしてみてください。

加熱が終わったら、枝豆をザルに移しうちわなどで風を当てて冷ますことが大切です。

塩気が足りないと感じる方は、お好みで塩を追加してください。

この「レンチン」方法で調理された枝豆は、水分がほどよく抜けてホクホクとした食感に仕上がります。

特に強い甘みが特徴でお子様のおやつにも最適です。

手間をかけずに枝豆本来の美味しさを引き出すこの方法。

手軽でありながらも贅沢な味わいを楽しむことができるのが魅力です。

枝豆を食べる時の注意点

枝豆は美味しく栄養も豊富なため、幅広い年齢層に支持されています。

しかし枝豆を楽しむためにはいくつか注意点があるのも事実です。

今から枝豆を食べる上で注意したいポイントをご紹介します。

塩分の摂りすぎに注意する

枝豆は塩と一緒に楽しむことが一般的ですが、過剰な塩分摂取は健康への影響を及ぼす可能性があります。

血圧の上昇などのリスクがあるため、薄味で楽しむか量を適切に調整しましょう。

消化に気をつける

枝豆には食物繊維が豊富に含まれているため、適量であれば消化に良いとされます。

ただし、大量に摂取すると胃の負担になり、消化不良やおなかの不調を引き起こすことがあるので注意が必要です。

体調に合わせて適量を心掛けることが大切です。

栄養バランスを考える

枝豆はカリウムや鉄、ビタミンCなどの栄養素を補給するのに適しています。

しかし、食べ過ぎると栄養が偏ることもあります。

また枝豆は野菜の中でも比較的高カロリーであり、食べ過ぎると体重増加の原因となることもあるでしょう。

バランスを考えて摂取するとよいですね。

枝豆は、1日70g程度を目安にすると良いと言われており、たまに少々食べ過ぎる程度ならば心配いりません。

毎日のように食べる方は、量に気を付けバランス良く取り入れる工夫をすると、さらに健康的に楽しめることでしょう。

まとめ

枝豆は、その色鮮やかな外見と美味しい味わいから、多くの食卓で楽しまれています。

栄養価も高く、ビタミンやミネラル、食物繊維が豊富で健康に対する効果も期待できます。

しかし、塩分やカロリーの過剰摂取には少し注意が必要です。

バランス良く楽しむことで、健康を保ちつつ美味しさも追求できるでしょう。

枝豆の楽しみ方は無限大です。

今回ご紹介したポイントを意識しながら、是非ともご自身の食卓で新しい楽しみ方を見つけてみてください。

 

執筆者・監修者

代表取締役 島本 倖伸氏

株式会社CloudNine

代表取締役 島本 倖伸

真の健康と美しさを目指す企業として、株式会社CloudNineを創業。NMNの食薬区分の改正に合わせて、同年6月にいち早くNMNサプリメントのRefeelas(リフィーラス)を発売。累計出荷本数20万本以上と、国内におけるNMNのリーディングカンパニーの一社として、数多くの臨床研究を積極的に行っている。NMNサプリメントにおいて日本初の機能性表示食品となった「Refeelasサプリメント」、スキンケアの「Refeelasオールインワンジェル」を販売。NMNをブームから文化にしていくために、NMN製品の臨床研究を積み重ねている。

共同研究者

准教授 澤邊 昭義氏

近畿大学農学部応用生命化学科

准教授 澤邊 昭義

1991年近畿大学大学院工学研究科応用化学専攻博士後期課程修了(工学博士)。1991年米国マサチューセッツ工科大学 博士研究員、1993年近畿大学 農学総合研究所 助手、講師、助教授を経て、2000年近畿大学准教授(農学部)。 専門分野:生物環境学、生命資源化学。研究略歴:様々な植物から有用性物質の探索を行い、食品、化粧品へ応用した実績を持つ。近年は、機能性表示食品へ応用可能な新規関与成分の探索研究も実施中。