近年、美容や健康に関心のある人の間で、NMNという成分が話題になることが増えています。NMNとはビタミンB3由来の成分で、体内でエネルギー代謝に関わる補酵素NAD+の前駆体として知られている物質です。サプリメントとして取り入れる方も徐々に増えており、情報を調べる中で「国産NMN」というキーワードにたどり着いた方も多いのではないでしょうか。
本記事では、NMNサプリメントを検討する際に多くの方が気にする「国産」という視点に注目して、いわゆる「国産NMN」の考え方や選び方のポイント、海外製との違い、製造プロセスの確認事項についてあわせて解説します。
NMNサプリで「国産」が気になる人が多い理由
NMNサプリメントを調べていると、「国産NMN」や「国内製造NMN」といった表現が出てきます。これはサプリメントを選ぶ際の判断材料になるポイントで、品質や製造体制を確認しづらい海外製品に不安を感じる方は、意識して選ぶことがあるかもしれません。また、NMNは関心が高まっている一方でまだ馴染みが浅いため、安心して続けられるかどうかを重視した結果「国産」に興味を持つ方も多いようです。
ただし、「国産」という言葉は使われ方が統一されておらず、原料の産地を指す場合と最終加工を行った場所を指す場合がある点には注意が必要です。そのため、「国産NMN」という表現も、メーカーや販売元によって意味合いが異なる可能性があります。
NMNサプリメントの場合は、「国内製造」や「原料の由来」といった情報をもとに判断すると安心です。「国産」という言葉だけで判断するのではなく、製造場所や原料の由来、品質管理の情報まで含めて確認することが大切といえます。
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NMNサプリの「国内製造」とは?どこまでが日本国内なのかを整理
サプリメントに記載されている「国内製造」という表示が具体的にどの工程を指しているのか、詳しくわからないという方も多いのではないでしょうか。ここでは、「国内製造」とされるケースを整理し、どこまでの工程が日本国内で行われているのかを確認していきます。
原料が日本国内で製造されているケース
NMNの原料そのものが日本国内で製造されている場合、原料の管理体制や検査方法に関する情報を確認しやすい点が特徴です。
一方で、サプリメントとしての最終加工がどこで行われているかとは別に考える必要があります。原料が国内製造であっても、加工が日本国内で行われているとは限らないためです。「国内製造」や「国産」といった表現だけで判断するのではなく、製造工程の情報をあわせて確認しましょう。
最終加工が日本国内で行われるケース
NMNの原料が海外由来であっても、カプセル化や錠剤加工、包装などの最終工程が日本国内で行われている場合、「国内製造」と表示されることがあります。この場合、製品としての品質管理や製造体制は国内基準で管理されている点が特徴です。
また、日本企業が企画・販売している「国内製造」と表記された製品でも、原料の製造場所は日本国外である場合も少なくありません。そのため、原料が日本国内で製造されているケースと同様、原料の由来と製造工程は分けて確認することが重要になります。
NMNサプリを選ぶときに確認したいポイント
NMNサプリメントを検討する際に国産かどうかを確認する方の多くは、安全性が気になっているのではないでしょうか。NMNは比較的新しい成分なので、製品によって品質や表示内容に差があることも少なくありません。海外製のサプリメントの中には、原料の由来や品質情報が十分に確認できない製品が販売されているケースもあるため、製品情報を判断材料として活用することが重要です。製品を選ぶ際にはいくつかの確認ポイントを押さえておくと安心でしょう。
1.NMNの含有量が明記されているか
まず確認したいのが、NMNの含有量です。サプリメントには1日あたりの摂取目安量が記載されており、その中にどの程度NMNが含まれているかが表示されています。製品によって含有量は異なるため、ラベルや商品説明を確認することが大切です。製品に含有量の情報が明確に示されていれば、他の製品との比較検討がしやすくなり、選ぶ際の目安になります。
2.NMNの純度情報が確認できるか
NMNサプリメントでは、原料の中にどの程度NMNが含まれているかを表す原料の純度が示されていることもあります。純度情報が公開されている場合、メーカーが製品の品質管理についてどう考えているかを把握し、信頼のおけるメーカーであるかを判断する材料になります。第三者機関による検査結果を公開している場合は、品質管理を重視していると考えられるメーカーです。
3.製造体制や品質管理の情報があるか
サプリメントは製造体制や品質管理の方法も重要です。製造工場の情報や品質管理体制が説明されている場合、製品の背景を理解しやすくなります。
例えば、サプリメントの製造においてはGMP(適正製造規範)と呼ばれる品質管理基準があり、これに基づいて管理された工場で製造されているサプリメントもあります。こうした基準に沿った製造体制が整っているかどうかも、品質管理の考え方を確認するうえでの参考になるでしょう。
4.成分表示がわかりやすいか
サプリメントには原材料表示や成分表示も記載されています。NMN以外にどのような成分が含まれているのか、添加物の有無などを確認することも大切です。アレルギー体質の方や体調に不安がある方は、特に原材料表示を確認しておくことをおすすめします。
NMNサプリはどの基準で選ぶ?重視したいポイント別に考える
NMNサプリメントは、国内製造・海外製造を問わず多くの製品が流通しています。そのため、「どちらがよいか」で選ぶのではなく、自分が何を重視するかによって選び方が変わる点を理解しておくことが重要です。ここでは、重視するポイント別に選び方の考え方を整理します。
表示や製造体制を重視して選びたい人
製品の品質や製造体制を重視したい場合は、原料の由来や製造工程、品質管理に関する情報が公開されているかを確認することがポイントです。NMNサプリメントは、製品によって情報の開示内容にばらつきが見られることがあります。含有量や純度、製造体制などが明確に記載されている製品は、判断材料を得やすいといえるでしょう。
初めてNMNサプリメントを使う人
初めてNMNサプリメントを使用する場合は、製品の内容を理解しやすいかどうかも重要なポイントです。例えば、成分や摂取目安、注意点などが整理されている製品は、全体像を把握しやすくなります。また、日本語での説明や問い合わせ対応が整っている場合、疑問点を確認しやすいという安心感にもつながります。
継続してサプリメントを取り入れたい人
サプリメントは継続して取り入れることを前提に検討するケースも多いため、無理なく続けられるかどうかも重要な視点です。価格帯や飲みやすさ、購入方法(定期購入・都度購入など)といった要素も含めて、自分の生活スタイルに合っているかを確認しておくとよいでしょう。
一度だけでなく、日常の中で無理なく取り入れられるかという観点で選ぶことで、結果的に継続しやすい製品を見つけやすくなるはずです。
まとめ
この記事では、国産NMNと呼ばれるものの特徴や国内製造との違い、選び方の基準について解説しました。NMNは、美容や健康に対する意識が高い人の間で注目されている成分の一つであり、生活習慣を補助する目的で取り入れるものとされています。そのため、NMNサプリメントを検討する際には、「国産」という表示だけではなく製品情報を確認することが重要です。
執筆者・監修者

株式会社CloudNine
代表取締役 島本 倖伸氏
真の健康と美しさを目指す企業として、株式会社CloudNineを創業。NMNの食薬区分の改正に合わせて、同年6月にいち早くNMNサプリメントを発売。累計出荷本数20万本以上と、国内におけるNMNのリーディングカンパニーの一社として、数多くの臨床研究を積極的に行っている。NMNサプリメントにおいて日本初の機能性表示食品となったサプリメントやスキンケアのオールインワンジェルなどの『Refeelasシリーズ』を展開。NMNをブームから文化にしていくために、NMN製品の臨床研究を積み重ねている。
共同研究者

近畿大学農学部応用生命化学科
教授 澤邊 昭義氏
1991年近畿大学大学院工学研究科応用化学専攻博士後期課程修了(工学博士)。1991年米国マサチューセッツ工科大学 博士研究員、1993年近畿大学 農学総合研究所 助手、講師、助教授、准教授を経て、2025年近畿大学教授(農学部)。
専門分野:生物環境学、生命資源化学。研究略歴:様々な植物から有用性物質の探索を行い、食品、化粧品へ応用した実績を持つ。近年は、機能性表示食品へ応用可能な新規関与成分の探索研究も実施中。