NMN含有食品|キャベツとは?旬の時期や栄養素、適した保存方法などを徹底解説

キャベツは、食物繊維や葉酸、カルシウムなどさまざまな栄養素が含まれています。

また、エストロゲンの分泌量を増やす働きもあり、バストアップ効果を得られると言われているところは女性にはうれしいポイントです。

このようにキャベツは栄養面が高いため、積極的に取り入れたい方もいるでしょう。

今回は、キャベツの種類や栄養素、適切な保存方法について解説します。
 

キャベツの概要

キャベツは、生食はもちろんのこと、煮物や炒め物などさまざまな食べ方を楽しめます。

比較的安く購入できるため、いつも冷蔵庫にストックする家庭も多いでしょう。

見た目や形は異なりますが、キャベツはブロッコリーやカリフラワーと同じアブラナ科の野菜です。

通年出回る野菜ですが、春キャベツや秋キャベツなど豊富な種類があります。

 

キャベツの歴史

キャベツが栽培されたのはヨーロッパです。

日本に伝えられたのは江戸時代で、オランダ人によって長崎に持ち込まれています。

当時、キャベツは野菜としては定着せず、花壇に植える観賞用として栽培されていました。

食用として日本で栽培されたのは、明治末から昭和初期です。

本格的に栽培され始めてからは、日本独自の品種が育成されています。

 

キャベツの旬はいつ?

キャベツは涼しい気候のもとで育つ野菜です。

涼しくなる秋頃にキャベツの種を蒔き、春から初夏にかけて収穫します。

いわゆる「春キャベツ」といわれるもので甘みがあるのが特徴です。

一方で、夏に種を蒔いて冬に収穫するキャベツもあります。

冬に収穫するキャベツは「冬キャベツ」と呼ばれるもので、葉がしっかりしているのが特徴です。

 

キャベツの栄養素

キャベツは非常に栄養価の高い野菜です。

主に含まれる栄養素には、次のようなものがあります。

・ビタミンU

・ビタミンC

・カルシウム

・カリウム

・ビタミンK

・葉酸

・食物繊維

・NMN
 

ビタミンU

キャベツには、ビタミンU(キャベジン)が100gあたり350μg含まれています。

胃の粘膜を保護して、胃腸の粘膜の新陳代謝を促進する働きがある栄養素です。

ビタミンUは、胃潰瘍や十二指腸潰瘍の予防や治療に用いられています。

ただし、熱に弱い栄養素であるため、生でそのまま食べるかさっと湯通ししてから調理して食べるのがおすすめです。
 

ビタミンC

キャベツには、ビタミンCが100gあたり41mg含まれています。

キャベツに含まれる栄養素の中でもっとも多く、風邪の予防や疲労回復効果、美肌効果などさまざまな効果を得られます。

ほかの野菜に比べても、ビタミンCの含有量が多いのも特徴です。

キャベツの大き目の葉3枚分で、大人が必要な一日分のビタミンCを摂取できます。
 

カルシウム

キャベツには、カルシウムが100gあたり43mg含まれています。

体内にあるカルシウムの99%は、骨や歯の形で存在する栄養素です。

骨や歯を構成する主成分として、骨に貯蔵されたカルシウムは体を支えたり内臓を守ったりする役割があります。

心臓の筋肉を正常に動かすには、カルシウムが必須なので生命維持の根幹に関わる重要な栄養素です。
 

カリウム

キャベツには、カリウムが100gあたり200mg含まれています。

カリウムには、ナトリウムの排出を促して血圧を下げる働きがあります。

ナトリウムは、食塩から摂取される体に必要なミネラルの一種です。

しかし、過剰に摂りすぎると高血圧の要因につながる場合があります。

塩分の摂り過ぎが気になる方は積極的に食べたい野菜です。
 

ビタミンK

キャベツには、ビタミンKが100gあたり78μg含まれています。

ビタミンKは、血液の凝固作用で重要な役割がある脂溶性のビタミンです。

カルシウムを骨に吸着させて骨を形成させる働きがあり、骨を丈夫にしてくれます。

また、動脈の石灰化を防止し、動脈硬化を防ぐ効果を得られるのも魅力です。
 

葉酸

キャベツには、葉酸が100gあたり78μg含まれています。

この含有量は成人1日当たりの推奨摂取量の約3分の1に相当しており、キャベツを食べることで必要な栄養素が摂取可能です。

葉酸には、赤血球の生産を助ける役割があります。

また、細胞の分裂や増殖にも深く影響しており、胎児の正常な発達において欠かせない栄養素です。
 

食物繊維

キャベツには、食物繊維が100gあたり1.8g含まれています。

食物繊維は、便の容量を増やして腸を刺激し、便通を良くする効果が得られる栄養素です。

便秘の状態が長く続くと、腸のなかで便が腐敗して悪玉菌が増えて有害物質を発生させます。

肌荒れやニキビなどの肌のトラブルにつながるため、美容効果を得たい場合は食物繊維の摂取が重要です。
 

NMN

キャベツには、体内のエイジング効果が期待できるNMN(ニコチンアミドモノヌクレオチド)が0〜9mg程度含まれています。

人間の活動に不可欠な細胞のエネルギーを生み出す際に必要なものです。

キャベツだけで1日に必要なNMNを摂取するのは難しいといわれています。

足りない分はNMNのサプリメントで補うのがおすすめです。

雑誌やSNSで取り上げられている「Refeelas」は、年齢に縛られない美しさを手に入れられるサプリメントです。

高純度99%以上のNMNをはじめ、乳酸菌や生産物質などの大豆発酵物、美容のサポート成分などが含まれています。

 

キャベツの主な種類

キャベツにはさまざまな種類があり、それぞれ見た目や出回る時期、適した料理などが異なります。

キャベツの主な種類は次のとおりです。

・春キャベツ

・冬キャベツ

・芽キャベツ

・紫キャベツ

・サボイキャベツ

・グリーンボール
 

春キャベツ

涼しくなる秋頃に種を蒔いて春から初夏にかけて収穫するのが春キャベツです。

主に4~6月に店頭に並びます。

丸い球形で内部は黄緑色をしているのが特徴です。

葉が瑞々しいため生食で食べるのに適しています。

春キャベツの生産地は、主に千葉県「銚子」や神奈川県「三浦」などです。

海洋性気候で冬でも暖かい地域で栽培されています。
 

冬キャベツ

夏に種を蒔いて冬に収穫するのが冬キャベツです。

主に11〜3月に店頭に並びます。

冬キャベツは全体の形は扁平で内部は白く、葉はかたく巻かれているのが特徴です。

葉がしっかりしているため、加熱しても煮崩れしにくいです。

冬キャベツの生産地は、主に愛知県「東三河」や神奈川県「三浦」、千葉県「銚子」などです。
 

芽キャベツ

キャベツのミニチュアのような形をしているのが芽キャベツです。

見た目からキャベツの未熟な状態と考える方もいますが、ケールから分化する過程で生まれた野菜になります。

別名「子持ちキャベツ」とも呼ばれており、12〜2月頃に店頭に並びます。

直径が3〜4cmの小さなサイズで見た目が可愛く、さまざまな調理に使うことが可能です。
 

紫キャベツ

紫キャベツは、紫の鮮やかな色合いが目を惹く野菜です。

鮮やかな紫色はアントシアニンという色素で、お菓子の着色料としても使われています。

緑色のキャベツより葉が肉厚で巻きが硬く、シャキシャキとした食感を楽しめるのが特徴です。

一般的には10〜12月に収穫されて店頭に並びます。

主な生産地は、茨城県や岡山県、長野県などです。
 

サボイキャベツ

サボイキャベツは、ヨーロッパで親しまれている冬野菜です。

フレンチやイタリアンの料理でよく使われています。

日本のキャベツよりも小ぶりで、肉厚でちりめん状に縮れた葉が特徴です。

生で食べると苦味がありますが加熱すると甘みが出ます。

サボイキャベツの収穫時期は11月頃から3月頃までの寒い時期になります。


 

グリーンボール

一般的なキャベツは「寒玉」「春玉」「丸玉」の3種類に分かれます。

そのなかでもグリーンボールは「丸玉」に分類され、見た目が一般的なキャベツとよく似ているのが特徴です。

一般的なキャベツに比べると重さは軽いですが、しっかり葉が巻かれており、鮮やかな緑色をしています。

主な生産地は茨城県や長野県で、4~5月頃に店頭に並びます。

 

キャベツの見分け方

美味しいキャベツは、果皮の色や質感などで簡単に見分けられます。

美味しいキャベツを見分けるには、次のようなポイントがあります。

・重量感がある

・外葉の色が濃い

・芯の状態がよい

・断面がきれい
 

重量感がある

美味しいキャベツを選ぶにあたって確認したいのは重さです。

とくに通年を通して店頭に並ぶ「冬キャベツ」は巻きが硬いため、持ち上げたときにずっしりと重いものを選びましょう。

重量感のある冬キャベツは、瑞々しくて葉も柔らかいです。

軽いものは育ちすぎて葉が硬い場合があるため、冬キャベツに限らず重量感を確認しましょう。
 

外葉の色が濃い

キャベツは外葉の色が濃いものを選びましょう。

葉の緑が濃いキャベツはほど発育がよく新鮮で、品質が良い場合が多いです。

逆に外葉の色が薄いキャベツは、葉が傷んだり虫に噛まれたりなど品質が劣るものがあります。

また、新鮮なキャベツは成熟が進むと黄色味が増して品質が落ちるものです。

黄色味が強いキャベツは選ばないようにしましょう。
 

芯の状態がよい

通常、キャベツは芯から傷んでいきます。

品質の良いものを選びたいなら、キャベツの芯が変色していないか、黒ずんでいないかを確認しましょう。

また、芯に割れ目があるものはよくありません。

さらに芯の成長度も重要です。

キャベツの芯は500円玉程度の大きさが理想で、これ以上大きくなると葉が硬くなり苦味が出てしまいます。
 

断面がきれい

カットしたキャベツは、断面がきれいで瑞々しいものを選びましょう。

一度カットしたキャベツは鮮度が落ちやすくなります。

とくに断面は鮮度の変化が表れやすいため確認しておくことが大切です。

断面が変色するのは、色素成分であるポリフェノールが酸素に触れて参加するためです。

食べても問題ありませんが、品質は落ちています。

 

キャベツの適切な保存方法

キャベツの鮮度を維持したいなら、適切に保存することが大切です。

キャベツの適切な保存方法には、次のようなものが挙げられます。

・常温保存

・冷蔵保存

・冷凍保存
 

常温保存

涼しい季節は常温保存しましょう。

キャベツの鮮度を維持するには、乾燥対策をしたうえで冷暗所に保存するのがおすすめです。

まずは、芯をくり抜いてキッチンペーパーを詰めましょう。

キャベツを新聞紙で包んで冷暗所に保存するだけです。

新聞紙がない場合、キッチンペーパーを代用しましょう。

3~4日鮮度を維持した状態で保存できます。
 

冷蔵保存

暖かい季節は冷蔵保存しましょう。

乾燥を防いで冷凍保存すれば、10~14日鮮度を維持できます。

まずは、芯をくり抜いてキッチンペーパーを詰めましょう。

キャベツを新聞紙で包んでそのままポリ袋に入れます。

キャベツを入れたポリ袋の口を軽く結んで冷蔵室に保存しましょう。

冷蔵室は野菜室より設定温度が低くキャベツの保存に最適です。
 

冷凍保存

キャベツを長期保存したい場合は冷凍保存しましょう。

冷凍したキャベツは事前解凍は必要なく、使いたい分量だけ取り出せるので便利です。

まずはキャベツを好みの大きさに切りましょう。

キャベツを洗って水気を切り、ジッパー付きの保存袋へ入れて冷凍保存するだけです。

保存袋は空気を抜きながら密封した状態で保存しましょう。

せん切り

コールスローサラダにするなら、せん切りにして冷凍保存するのがおすすめです。

自然解凍をしてから絞ると塩もみしたような状態になるため、ドレッシングの味がしっかり染み込みます。

水分を出すために塩を使う必要がないため減塩につながります。

ざく切り

和え物やサラダ、スープなどで使いたいなら、ざく切りにして冷凍保存するのがおすすめです。

冷凍したキャベツをざるに入れ、さっと熱湯をかけるだけで調理できます。

茹でる必要がないため、ビタミンCの流出を抑えるメリットがあります。

芯ごと切り分ける

スープや煮込み料理に使いたいなら、芯ごと切り分けて冷凍保存するのがおすすめです。

スープや煮込み料理に使う場合は、事前に解凍する必要はなくそのまま調理できます。

解凍時に流れ出るうま味成分が出てより美味しさが増します。

 

まとめ

キャベツは栄養価が高く健康的な生活に欠かせない野菜です。

さまざまな種類があり通年店頭に並んでいて比較的安価なため、年中食べている方も多いでしょう。

ただし、保存方法を間違えると鮮度が落ちて美味しく食べられなくなる場合があります。

調理方法に合わせて、適切にキャベツを保存しましょう。

 

執筆者・監修者

代表取締役 島本 倖伸氏

株式会社CloudNine

代表取締役 島本 倖伸

真の健康と美しさを目指す企業として、株式会社CloudNineを創業。NMNの食薬区分の改正に合わせて、同年6月にいち早くNMNサプリメントのRefeelas(リフィーラス)を発売。累計出荷本数20万本以上と、国内におけるNMNのリーディングカンパニーの一社として、数多くの臨床研究を積極的に行っている。NMNサプリメントにおいて日本初の機能性表示食品となった「Refeelasサプリメント」、スキンケアの「Refeelasオールインワンジェル」を販売。NMNをブームから文化にしていくために、NMN製品の臨床研究を積み重ねている。

共同研究者

准教授 澤邊 昭義氏

近畿大学農学部応用生命化学科

准教授 澤邊 昭義

1991年近畿大学大学院工学研究科応用化学専攻博士後期課程修了(工学博士)。1991年米国マサチューセッツ工科大学 博士研究員、1993年近畿大学 農学総合研究所 助手、講師、助教授を経て、2000年近畿大学准教授(農学部)。 専門分野:生物環境学、生命資源化学。研究略歴:様々な植物から有用性物質の探索を行い、食品、化粧品へ応用した実績を持つ。近年は、機能性表示食品へ応用可能な新規関与成分の探索研究も実施中。