ペットにNMNサプリは必要?与える際の注意点もわかりやすく解説

「愛するペットといつまでも一緒に居たい」「できるだけ長生きしてほしい」と考えるのはごく自然なことです。

ただ長生きするだけではなく、可能な限り健康でお別れの瞬間まで楽しく過ごしてほしいと考えている飼い主様もいるのではないでしょうか?

近年では、人間だけではなくペットの健康や年齢に応じたケアへの関心が高まっています。それに伴い、健康をサポートする食品やサプリメントが多く登場しています。その中でも、特に注目を集めているのがNMNです。この成分はペット用サプリメントにも使われ、健康管理に役立つと言われています。

この記事では、サプリメントの必要性や、NMNについて、ペットにサプリメントを与える際の注意点についてわかりやすく解説します。愛するペットの健康を守りたいと考えている方はぜひ最後までご覧ください。

そもそもペットにサプリメントは必要?

結論からいうと、ペットにサプリメントが必要か否かは、年齢、健康状態などの条件によって異なります。もちろん、ペットが若くて健康であるなら、与えなくても問題ありません。年齢に合わせたフードを与えるだけで十分です。

しかしペットが何らかの原因で不調を抱えている場合はこの限りではありません。

特に高齢になってくると、食欲やエネルギーの吸収力が低下し、栄養不足に陥ることもあります。このような状態が続くと健康を維持するのが難しくなります。

そんな時に役立つのがサプリメントです。

食事だけでは補いきれない栄養素を、サプリメントで無理なく取り入れることで、ペットの健康をサポートし、快適な日々を過ごせる可能性が高まります。

以上から、ペットにとってサプリメントは、必ずしも必要ではありませんが、健康に過ごすためには欠かせないものであるといえるでしょう。

NMNとは

ペットサプリに含まれる成分はたくさんありますが、そのひとつがNMN(ニコチンアミドモノヌクレオチド)です。これはビタミンB3の仲間であり、人間はもちろん、動物や野菜などにも含まれている成分です。

食べ物から取り込まれたNMNは体内でNAD+という物質に変換されます。NAD+は動物の持つ機能や若々しさを保つために必要な成分ですが、年齢とともに減少していきます。人もペットも、若々しい体と機能をいつまでも維持するのに、NMNの継続的な摂取は重要な役割を持っていると言えるでしょう。

NMNサプリメントに期待されるもの

NMNは体のコンディションを維持するために重要な成分であると考えられています。とはいえ、具体的にどんなことが期待できるのか分からないものを与えたくないと考える方もいらっしゃるでしょう。次はそんな方のために、NMNをペットに与えた際に期待できることについて解説します。

健康的なコンディションを維持する

人や動物には、生命の維持や寿命に深く関係している成分や遺伝子などが多く存在します。その中には、特に最近研究が進み、近年注目を集めているサーチュイン遺伝子と呼ばれるものがあります。この遺伝子は活性のために様々な物質を取り込んで活動します。

その物質の一つに「NAD+」がありますが、NMNは、外から食事として取り込むことで「NAD+」に変換されることが知られています。

したがって、NMNをサプリメントのような形で体内に取り込み、加齢で減ってしまうNAD+を維持に役立てることは、人や動物にとって非常に重要なことなのです。

加齢による機能低下を迎える前に

年齢を重ねることで人や動物の体に起こる変化は、筋肉や肌だけでなく内臓にも発生します。人もペットも年齢を重ねると代謝機能が低下して肥満や基礎疾患などを抱えるようになりますが、人と同じように動物もまた年齢を重ねることで身体機能は衰えていきます。

筋肉や皮膚だけでなく、内臓や骨などにも少しづつ変化が生じます。また、加齢だけではなく日常のペットの運動や餌や人とのコミュニケーションや心理的ストレスなども、ペットの身体的衰えに影響することもあります。

NMNの継続的な摂取は、そんなペットの日常的な栄養を助け、健康でいきいきとした、活動的なペットの暮らしに貢献すると考えられます。

NMNサプリをペットに与える際注意したいポイント

サプリメントは、ただ摂取すればいいものではありません。きちんと意味のある成分を、正しく摂取する必要があります。NMNも同様です。ペットにいつまでも若々しく健康でいてほしいと思うなら、以下の注意点を守るようにしましょう。

適正価格かどうか

サプリメントを選ぶ上で注意したいのがサプリメントの価格です。高すぎず、安すぎない価格帯のものを選ぶようにしましょう。

ペット用のサプリメントにはさまざまな種類があり、1ヶ月あたり数万円するものもあります。天然成分を使用し、大量生産が難しいものは価格が高くなることがありますが、すべてがそうとは限りません。なかには、容器や広告費にコストをかけすぎているために、必要以上に値段が高くなっているものもあるので注意が必要です。

反対に、極端に安いものにもリスクがあります。なぜなら、安全性の確認が不十分だったり、目的とする成分がほんのわずかしか含まれていなかったりする可能性があるからです。安いからといってすぐに飛びつくのではなく、しっかりと成分を確認するようにしましょう。

サプリメントは一度飲めば実感を得られるものではなく、正しい飲み方を継続して初めて意味のあるものになります。ペットの健康と飼い主様の生活のバランスも考えながら、最適なものを探してみましょう。

どのような形で与えるか

一口にサプリメントといっても、さまざまな形状があります。ペットごとに摂取しやすい形は異なるため、ペットに合わせた形状のものを選びましょう。主な形状としては、以下のものがあります。

・カプセル:そのまま与えるか中身を食べ物に混ぜる

・粉末:ペットフードや飲料水に混ぜて与えられる

・液体:スポイトで直接口に与えるか、水や食べ物に混ぜて与える

普段薬などを与えているなら、その時の様子を参考にしましょう。なお、ペットによっては飲んだふりをしてあとで吐き出す子もいます。食事のときに摂取できるだけでなく、あとで吐き出さないかも欠かさずチェックしましょう。

NMNの含有量は適切か?

医薬品やサプリメントに含まれる成分の必要量は、ペットの種類や体重などによって左右されます。自分のペットに合う成分量が製品にしっかり含まれているかチェックしましょう。

NMNの含有量が少なすぎると十分な働きが期待できませんし、逆に多すぎると体に負担をかけることもあるかもしれません。大切なペットの健康を考えてサプリメントを取り入れるのに、それが原因で体調を崩してしまっては本末転倒です。

少しでも安全なものをペットに与えたいと考えている方は、成分の含有量も必ずチェックするようにしましょう。自分で判断するのが難しい場合は、獣医師に一度相談するのもおすすめです。

薬やサプリメントと併用しても問題ないか

ペットの年齢や持病によっては、すでに薬やサプリメントを摂取している場合もあるでしょう。この場合、新たにNMNサプリメントを摂取しても問題ないか確認すると良いでしょう。

もし摂取上問題があるのに与えてしまうと、思わぬトラブルを招く原因になります。すでに薬やサプリメントを与えている場合は、必ず獣医師に新たにサプリメントを追加しても問題ないか確認したうえで与えるようにしましょう。

摂取後に良い傾向にあるか

サプリメントは薬のように効果を発揮するものではありません。目安量を摂取しても実感できない場合もあります。NMNサプリメントを与えている間は、摂取し続けてどんな実感できる変化があるかを観察しましょう。

また、サプリメントは良い影響ばかりをもたらすものではありません。ごくまれにペットに合わない場合も考えられます。いつから与えてどのような変化があるかを記録しておくと良いでしょう。

まとめ

NMNサプリメントには、ペットの若々しさや健康を維持することが期待できます。とはいえ、ただ与えるだけで、必ず良い変化が得られるというものでもありません。サプリメントを与える際の注意点をよく守り、正しい摂取量や摂取方法を守ることも大切です。また、与える際は獣医師に相談し、安全に問題がないことを確認してから与えるとよいでしょう。

株式会社CloudNineでは、ペット用NMNサプリメントを2025年5月の発売に向けて準備を進めています。

本製品は、人間用サプリメントの技術をもとに、大学の獣医師と共同で開発しています。ペットの健康を第一に考え、犬と猫の安全性試験も実施済みです。粉末タイプであるため、普段の食事に、無理なく取り入れやすいものとなっております。

詳細は順次お知らせいたしますので、ぜひご期待ください。
 


#nmnペット #nmn犬 #nmn猫

執筆者・監修者

代表取締役 島本 倖伸氏

株式会社CloudNine

代表取締役 島本 倖伸

真の健康と美しさを目指す企業として、株式会社CloudNineを創業。NMNの食薬区分の改正に合わせて、同年6月にいち早くNMNサプリメントを発売。累計出荷本数20万本以上と、国内におけるNMNのリーディングカンパニーの一社として、数多くの臨床研究を積極的に行っている。NMNサプリメントにおいて日本初の機能性表示食品となったサプリメントやスキンケアのオールインワンジェルなどの『Refeelasシリーズ』を展開。NMNをブームから文化にしていくために、NMN製品の臨床研究を積み重ねている。

監修者

小沼 守氏

獣医師・博士(獣医学)

小沼 守

1991年日本大学農獣医学部獣医学科卒。1995年おぬま動物病院を開業。2011年日本大学大学院 獣医学専攻卒。2012年大相模動物クリニック開業(改名)院長(現 名誉院長)。2017年千葉科学大学 危機管理学部 動物危機管理学科 教授(現 特担教授)、2020年どうぶつ健康科学研究所設立 所長、2023年日本サプリメント協会ペット栄養部会長、日本ペット栄養学会動物用サプリメント研究推進委員会委員。栄養学の観点からRefeelasペットサプリメントを監修しCloudNineと共同開発。